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2016年12月11日 (日)

Tyler Reese 「Reminiscence」(2016)

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タイラー・リースは、ナッシュビルを拠点に活躍するギター奏者。この新作は、フルアルバムの4作目。15歳でデビューした、才能溢れるギター奏者。ギター・プレイは、パワフルでプログレ的ロック・ギターから、カントリー・テイストの弾むようなフレーズや、スピード感のあるアドリブのテクニックにコンテンポラリー・ジャズの志向も見える。過去作品には、歌手エリサ・ディースとの、デュオ「The Dease & Reese Project」としての「Life in 20」(2014)という作品もある。エリサ・ディースは、エリサ・フィオリーロ名でプリンスと作品共作やバック・コーラスを務めたこともある人。さて、このタイラー・リース新作。M1「Moving On」は、アコースティックギターで奏でるソフト・ムードのハイライト・チューン。そのポップなメロディーは、どちらかと言えばアルバム中で異色だけれど、流麗なアドリブ・フレーズは必聴。M3「Out of Orbit」は、疾走するリズム・セットとの緊張感のあるフュージョン・アンサンブル。パワフルな彼のギター・プレイこそ、この作品の代表作だろう。M5「Astrotermination」も、パワフルなフュージョン・チューン。プログレ・ロック的でもあるハードな1曲。M6「2Funk」は、ブラス・セクションを従えて、ジェームス・ブラウン的なファンク・チューン。突き抜けるギター・フレーズが爽快。M8「Reminiscence」は、メランコリックなメロディーを、ギターのロング・トーンで奏でるところはサンタナ風。M9「Headed Out」は、マヌーシュス・ウィングな曲で、ジャンゴ・ラインハルトを解釈したテクニックも聴きどころ。最後の曲、M10「Emancipation」は、ハードなロックのアルバムに入ってるような位置付けの、アコースティックギターの音色が清涼感溢れるコンテンポラリーな曲で、そのテクニックにも耳が離せない。まだ若干23歳というのだから、驚き。これからも期待のギタリスト。

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