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2017年1月 9日 (月)

Paul Brown 「One Way Back」(2016)

Paulbrownonewayback

ポール・ブラウンの新作は、いつものポップな路線と変わって、ブルースやゴスペルなムードが特色の意欲作。1曲目「Put It Where You Want It」は、クルセイダーズのカバー。クルセイダーズの初期作「Crusaders 1」(1972)に収められている曲。オリジナル演奏のギターは、ラリー・カールトン。ブラウンの、カールトンばりのブルージーな演奏が聴きもの。加えて、M6「Well Alright」は注目曲。サザン・ソウルの歌手で、レジェンドと言っていいドン・ブライアント(74才)がボーカルで参加した演奏。ブラウンのオリジナル曲のようだけれど、メンフィス・ソウルのクラッシックのようで、シブいブライアントの唄が聴きもの。M10「Heaven」も、ゴスペル・ブルースな曲。オルガンもギターも、ディープなムードたっぷり。シブいボーカルは、ブラウン自身。M3「Hush」は、ソウル・ジャズと言っていい曲調で、ブラウンのブルージーなフレージングが光る演奏。いつものメローなブラウンが聴けるのは、スムーズジャズ系のメジャー・ギタリスト4人が客演した曲。M4「Piccadilly Circus」(クリス・スタンドリング)、M5「River Walk」(マーク・アントワン)、M7「Take Flight」(ピーター・ホワイト)、M9「Riar View Mirror」(チャック・ローブ)、いずれもメロー・ムードのポール・ブラウンのファンなら安心できる佳曲。できれば、「Put It Where You Want It」で、ラリー・カールトンをゲストに迎えて共演してくれたらサイコーだったのに。

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