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2017年11月23日 (木)

Boney James 「Honestly」(2017)

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ボニー・ジェイムスの新作は、今までにも増して、メロウなムードに彩られた傑作。前作「Futuresoul」(2015)も、落ち着いたテンポの曲が主体で、クールな印象の作品だった。そういった路線を引き継いだこの新作も、スロウやミッドテンポの曲が並ぶが、抑え気味のバイブレーションが秘めたソウルを感じるような、さらにクールで上質な作品になった。ありきたりに「バラード集」なんて、安易な一言ではまとめられない秀作。M1「Kicks」は、ソプラノサックスの音色がリリカルで、歌うようなジェイムス節が堪能できる、キャッチーなナンバー。M2「Tick Tock」は、導入部分から多用する低音のフレージングが、甘美でファンキーな曲。バックアップするホーンアレンジが、ソウルフルでかっこいい。それもそのはず、アレンジは、ホーン・セクションの巨匠、ジェリー・ヘイ。M3「On the Prowl」も、スロウなグルーヴのソウル・ナンバー。テナーサックスも、低音を多用して奏でるところが新鮮で、グッとくる。M8「Skylark」は、ご存知のスタンダード曲のカバー演奏。ピアノをバックに、ジェイムスのソロ・フレージングが白眉で、美しい演奏。M5「Honestly」は、女性ソウル・シンガー、エイブリー・サンシャインを起用したボーカル・ナンバー。超スロウでも、ハートに染みるソウルなボーカルとサックスがたまらない。M9「If I Can’t Hold You」も歌もの。こちらは、エリック・ロバーソンがボーカルの、スウィートなソウル・バラード。M6「We Came to Party」や、M10「Up All Night」は、アップテンポのファンキーな佳曲。でも、ちょっと抑え気味のビートが、かえって消化不良になってしまう。クールなところも最高だけど、今度は、ビート全開のボニー・ジェイムが聴きたいなあ。

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