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2017年12月25日 (月)

Euge Groove 「Groove On」(2017)

Grroveon

このユージ・グルーヴの新作を聴かずに、今年のベストを選んだのはちょっと不覚であった。この作品は、「超」が付くほどのベスト級だったのだから。艶やかで、時に情熱的なサックスは、さらに磨きのかかった音色。アルバムのほとんどがスローやミディアム・テンポの曲で、そのリラックスしたグルーヴの包容力には参ってしまう。キャッチーなメロディの連続は、ハートに暖かく響いてくる。全11曲、すべて聞き逃せない完成度の作品だ。ゲストプレイヤーは、ピーター・ホワイトや、ボーカルのリンゼイ・ウェブスターが参加しているが、全ての曲で、ほぼ同じリズム・セクションで演奏されていて、統一感のある音質とグルーヴでまとまっている。M1「Sonnet XI」は、ソプラノを吹いているアルバム中2曲のうちの1曲。リリカルで、明るい音色がこの人のソプラノの魅力。M2「Groove On」は、彼らしいダンス・ビートのハイライト・チューン。メランコリーなメロディを、伸びやかなテナーの歌い上げにグッと来ます。M4「The Healing」は、タイトル通りの、癒されるスロウ・バラード。ボーカルのようで、それ以上の、テナーの音色に癒されます。M7「Last Call」は、ブルースだけれど、そこは彼らしい洗練されたメロディーがフックの都会的なブルース。ハモンドオルガン(B3)が入るサウンドが印象的。ほとんどの曲で、このハモンドオルガンが入るのも、今作の特徴だろう。「Groove On」のイントロやバックサンドでもハモンドオルガンが使われていて、どこか「ロック」なサウンドが懐かしく効果的だ。M9「Always Love You」は、リンゼイ・ウェブスターがボーカルの歌モノ。クレジットは、グルーヴとウェブスターの共作の、メロディアスなバラード。ウェブスターのオーバーダビングのコーラスが印象的な、上質なポップ・バラード。グルーヴの歌伴も、もちろん最高です。今年の締めくくりの、イチ押しの作品です。

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