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2018年3月10日 (土)

Lin Rountree 「Stronger Still」(2018)

Strongerstill

ビルボードの発表するチャートは100以上に上る。その中には、「Smooth Jazz Songs」というチャートがあって、スムーズジャズの最新ヒットをチェックするには最適の情報源だ。ラジオ局のエアープレイ頻度でチャートインするシングル30曲は、曲名とアーティストを眺めるだけで、最新のスムーズジャズの動きが一目瞭然に分かる。アルバムを対象とした「Jazz Albums」の方も、要チェックだ。今や、スムーズジャズ系作品のチャートインが目立っている。アドリブ主体の伝統的なジャズの固定観念では理解できない様相だけれど、現代に受け入れられているミュージックがJAZZならば、それはスムーズジャズではないかな。さて、最近まで、ほぼ20週間に渡ってチャートインしていた(最高位1位)のが、このリン・ラウントゥリーの「Pass the Groove」だ。キャッチーなメロディーと、彼のミュート・トランペットのクールな響き。ダンサブルなビートに、ドラマチックなエレピのフレーズとホーン・セクションのアレンジで、完成度の高い楽曲になっている。そのヒットしたシングルを一曲目に配した新作アルバムがこの「Stronger Still」で、彼のベスト級の秀作だ。アダルトオリエンテッドで、クワイエット・ストーム的なクールさが、この人のトランペットとサウンドの特徴。この新作は、全10曲が佳曲ぞろいで、統一感のあるサウンドに魅了される。アコースティック・ギターをフューチャーした M2「My Time with You」は、メランコリーなポップ・チューン。M4「Take It Back」は、ギター奏者アダム・ホーリーが参加したソフトなファンキー・チューン。M8「In My Soul」では、サックス奏者マーカス・アンダーソンとコラボするスロウ・バラード。艶っぽいアンダーソンのサックスと、クールなラウントゥリーの掛け合いが聴きどころだ。M10「It Gets Better」は、おおらかな楽曲で、オープンな吹奏法が殊更に爽快で美しい演奏だ。M6「Somthing More」は、ジェシカ・ジョリアのボーカルをフューチャーした最新シングル。さて、チャートインするかな。

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