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2018年11月の記事

2018年11月25日 (日)

Bob Baldwin 「Bob Baldwin Presents Abbey Road and the Beatles」(2018)

Bbaldwin abeyroadボブ・ボールドウィンは、キーボード奏者である一方、10年前からラジオ番組を制作して、自らホストDJを務めている。「New Urban Jazz Lounge」というその番組は、今では全米40を超えるステーションで放送されている人気番組だ。彼の提唱する「ニュー・アーバン・ジャズ」とは、”伝統的なジャズの様式に敬意を払い、ブラジル音楽とアーバンなフレーバーをブレンドした、コンテンポラリー・ジャズの形である。”と定義付けている。その番組は、ボールドウェインのホーム・ページで、ストリーミング配信されているので、ぜひ一聴されたし。
さて、ボールドウィンの新作は、デビュー作「A Long Way to Go」(1988)から数えてキャリア30年目を記念する、ビートルズ・ソング集である。ビートルズの名曲10曲が、「ニュー・アーバン・ジャズ」な演奏曲に生まれ変わり、目(耳だね)を見張る作品集になった。

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2018年11月17日 (土)

Kayla Waters 「Coevolve」(2018)

Coevolveピアノ奏者ケイラ・ウォーターズは、サックス奏者のキム・ウォーターズの愛娘である。キム・ウォーターズの作品、「Silver Soul」(2014)でも、彼女のピアノ演奏がフューチャーされていたように、父娘の共演から、早くから注目されていた人。その後、トリッピン・リズム・レコードから「Apogee」(2017)をリリースして、ソロ・デビューを果たした。そして、この新作がソロとしての2枚目のアルバム。「Apogee」はフレッシュなデビュー作品だったが、ぎこちないところが拭えない印象もあった。この新作では、ピアノが踊るように奔放でエレガントな演奏で、目(耳)を見張るほどに、デビュー作とは段違いで素晴らしい。楽曲も、若々しさを感じて、明るい基調のムードが爽快だ。

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2018年11月 9日 (金)

Paul Brown 「Uptown Blues」(2018)

Paul Brown Uptown Bluesポール・ブラウンは、今や、スムーズジャズ界屈指の売れっ子プロデューサーだ。ボニー・ジェイムス、ユージ・グルーヴ、ピーター・ホワイト、マーク・アントワン、リック・ブラウン、カーク・ウェイラム、ジェシーJ、などなど、ポールがプロデュースしたアーティストは、スター級だけでなく新人に至るまで、枚挙に遑がない。彼の手腕による作風は、アーバンで、メロウで、都会的なムードに溢れたサウンドと楽曲が特色だ。ポールはギター奏者として、ソロ・アルバムも「Up Front」(2004)を第1作として、「One Way Back」(2016)まで、数えて8作品をリリースしている。今までのソロ作品も、都会的なサウンドとコンテンポラリーな楽曲、メロウなギター・プレイが特色の秀作揃いだ。また、ポールは「ブラザース・ブラウン」という4人組のブルース・バンドを組んでいる。同性同名のポール・ブラウンというオルガン奏者と組んでいるバンドである。「Dusty Road」(2016)というデビュー・アルバムも出していて、こちらはポールがギターとボーカルを担当した、濃いーブルース作品となっている。バンドはリトル・フィートを思わせて、ポールのギターとボーカルも、BBキングかなと思わせるところも。

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