« Bob Baldwin 「Bob Baldwin Presents Abbey Road and the Beatles」(2018) | トップページ | ポール・サイモンの評伝 ③:『Homeward Bound: The Life of Paul Simon』by Peter Ames Carlin(2016) »

2018年12月 8日 (土)

Jeff Lorber Fusion 「Impact」(2018)

ジェフ・ローバーと、ジミー・ハスリップに、サックス奏者アンディ・スニッツアーが加わった新生ジェフ・ローバー・フュージョンの新作は、同メンバーとしては、「Prototype」(2017)に次ぐ2作目。「Prototype」は、第60回グラミー賞の「ベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム」を受賞した作品。
グラミー賞受賞というムードも反映して、前作以上にメンバーの意思疎通とリラックス感が、奔放に発揮された作品となった。3人に加えて、ドラムスはゲイリー・ノバック、ギターはポール・ジャクソン・ジュニア、といった前作に引き続いてのサポート陣と、安定感のあるアンサンブルを聴かせてくれる。


1曲目の「Sport Coat Makes Good」の、疾走感のあるリズム・パターンこそ、十八番のアンサンブル。ホーン・セクションを重ねたロックなビートが爽快。2曲目の「Pasadena City」も、このバンドならではの重量級のリズムとアンサンブルに圧倒される。「Quest」は、ゆったりとしたリズムが異色で、スニッツアーの奏でるフレージングもポップな味わいが、新機軸に聴こえる。最後の曲「Valinor」も、フレージングがポップで新鮮だ。ローバーのアコピと、スニッツアーのサックスの交錯がスウィングして心地いい。
Hacienda」(2013)や、「Prototype」はスリル感がたまらない作品だったが、少しリラックスしたグルーヴを聴かせてくれるこの作品も負けず劣らずの秀作だ。

|

« Bob Baldwin 「Bob Baldwin Presents Abbey Road and the Beatles」(2018) | トップページ | ポール・サイモンの評伝 ③:『Homeward Bound: The Life of Paul Simon』by Peter Ames Carlin(2016) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Bob Baldwin 「Bob Baldwin Presents Abbey Road and the Beatles」(2018) | トップページ | ポール・サイモンの評伝 ③:『Homeward Bound: The Life of Paul Simon』by Peter Ames Carlin(2016) »