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2019年2月12日 (火)

Jazz Funk Soul 「Life And Times」(2019)

Lifeandtimesジャズ・ファンク・ソウル(以下JFS)の新作は、急逝したギター奏者チャック・ローブの替わりとして、ポール・ジャクソン・ジュニアを迎えて再出発となる注目作。ジェフ・ローバー、エヴァレット・ハープに、ローブが組んだスーパー・トリオは、「Jazz Funk Soul」(2014)、「More Serious Business」(2016)の2作品を残して、ローブが逝ってしまい、バンドの継続を心配していたファンにとって、これはまさに朗報。

ジャクソンJRは、ジェフ・ローバー・フュージョン(JLF)では、近年作品のほとんどでサイド・マンとして参加しているほどに、ローバーとは交流の深いギタリストなので、このユニットでの親和性は疑いようが無い。JLFが、かなり尖ったインタープレイを特色とするユニットなら、このJFSは、ポップなグルーヴが特色と言える。こちらは、エヴァレット・ハープがキー・マンで、彼の書くポップな楽曲と、サックスのメロディアスなフレーズが、このユニットの特色を際立たせている。ジャクソンJRは、スウィンギーなギターを弾く人だから、相性は文句なし。

1曲目「Exotic」や、「Windfall」は、ジェフ・ローバーの作品で、いかにも彼らしいビート主体のナンバー。このあたりは、JLF的な規定路線という感じかな。一方、「Walkin' With You」は、このユニットならではの楽曲。ハープの書いた曲で、ポップなメロディーと、ファンキーだけれど品の良い演奏で、3人のスウィンギーなグルーヴが楽しい。「Room W Vu」は、ローバーとハープの合作で、ファンキー・リフが心地いいキャッチーなナンバー。「Sunset Rock」は、ローバーとジャクソンJRの合作。ファンキーなギターに、ジャージーなアコースティック・ピアノと、爽快なアルトのフレーズ、3人のレイド・バックしたノリに引き込まれる。今回、ローバーは、ほとんどの曲で、アコースティック・ピアノを弾いていて、随所で聴かせるフレージングがかっこいい。いつものローズ・ピアノと違って新鮮だ。タイトル曲「Life And Times」は、ホーン・セクションが入る曲だが、3人それぞれのソロが交互に披露されて、新生ユニットのショウケースのような佳曲。3人の今後の化学反応に大いに期待したい。

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