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2020年2月の2件の記事

2020年2月22日 (土)

Eddie Bullen 「Kaleidoscope」(2020)

エディ・バレンは、カリブ海グレナダ出身で、カナダ・トロントを拠点に活躍するピアニストです。ソロ作品は、初作『Nocturnal Affair』(1996)から5作品を発表。プロデューサー/作編曲家でもあり、自身のレーベル「サンダー・ドーム・サウンズ」も運営しています。

この新作は、前作『Spice Island』からおよそ5年ぶり、6作品目となるソロ・アルバム。10曲のオリジナル楽曲を収録しています。

バレンのアコースティック/エレキ・ピアノは、硬質でクリアな音像が特徴。常連のバンド・メンバーがリズム・セクションを固めて、躍動感のあるグルーヴを引き立てています。実息のクインシー・バレン(キーボード/ギター)が、ほぼ全曲でギタリストとして参加しています。

バレンはCDのライナーノーツで、「この作品は70年代、80年代、90年代の新しいジャズ・サウンドに影響を受けている。インスト曲がダンス、ポップ、R&Bのチャートをにぎわした時代だった。」と述べています。その時代へのオマージュのように、輪郭が際立つメロディやフレーズが随所に現れます。バレンのルーツを反映して、トロピカルなムードも漂います。

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2020年2月 9日 (日)

Cindy Bradley 「The Little Things」(2019)

シンディ・ブラッドリー(トランペット)の新作は、再びプロデュースにマイケル・ブルーニングを迎えた、クールな叙情が深く印象に残る作品です。ブルーニングは、ブラッドリーのデビュー作『Bloom』(2009年)から連続して3作をプロデュース。中でも、2作目の『Unscripted』(2011年)は、クラブのギグを思わせるストーリー演出と、ミュート・トランペットのクールな味わいを際立たせた傑作でした。

本作でブルーニングは、全10曲の作曲(ブラッドリーとの共作含む)と、キーボード演奏を手掛けてサウンドの全体像を創っています。ブラッドリーは、トレード・マークのミュート・トランペットに加えて、フリューゲルフォーン、サックス、トロンボーンと多様なホーン楽器を演奏。リズム・セクションは、スキニー・ハイタワー(ベース)、フレディ・フォックス(ギター)、メル・ブラウン(ベース)が中心のメンバー。ゲストに、レブロン(サックス)や、ギリシア出身のスパニッシュ・ギター兄弟デュオ、ザ・サーナス・ブラザース(Sahnas Brothers)のサノ・サーナス(Thano Sahnas)が数曲で参加しています。

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