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2020年5月 2日 (土)

Keith McKelley 「Liquid Smoke」(2020)

キース・マッケリーは、ロサンゼルスを拠点に活動するサックス奏者です。サイド・マンとして、ボブ・ジェームス、マーカス・ジョンソン、アダム・ホーリーなど多くのミュージシャンと共演をこなしています。

自身の作品は、『Keith McKelley』(2010)、『Eclectic Christmas』(2011)の2枚のアルバムを発表。シングルのみの「Serpentine Fire」(アース・ウインド&ファイアー)は、なかなか豪快なカヴァー演奏で強烈に記憶に残りました。この新作は、久しぶりのフル・アルバムです。

詳細なクレジットは不明ですが、ゲストには、ボブ・ジェームス、ハービー・メイソン、カル・ハリス・ジュニアアダム・ホーリー、ダン・ウィルソン(ギター)などを迎えています。パワフルなブロウ・スタイルのサックスを主役に、シンセや多様な音色による重層な音像で固めた意欲作です。

「Enjoy the Ride」は、元アース・ウィンド&ファイアーのキーボード奏者、ラリー・ダンが参加した曲。シンセによるフューチャー・サウンドを背景に、ファンキーに盛り上げるサックスが聴きどころです。

「Legend」で、ボブ・ジェームスがエレピで参加した曲。ジェームスの演奏以上に、マッケリーのソリッドなサックスが光るアーバン・ムードの佳曲。

「Liquid Smoke」は、ギターやコーラス、ブラス・セクションなど絢爛なアレンジが出色のファンキー・チューン。

「Looking In」は、カル・ハリス・ジュニア(キーボード)がスリリングな演奏で参加した曲。息もつかせない熱量のサックスが挑発的。ハイライトの好演です。

「The Journey」は、メロウなソウル・チューン。デビュー・アルバムにも参加していた、ボーカリスト、スティーヴン・ファウラーのソウルフルな歌声が印象に残ります。

ラストの「Endless」は、ソプラノ(または電子サックスのエアロフォーン?)によるバラード曲。ダビングを駆使した深遠な音像が個性的です。

エネルギッシュなサックス演奏に加えて、多彩なサウンド・アレンジメントが素晴らしい作品です。

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