カテゴリー「コラム」の記事

2016年12月30日 (金)

第59回グラミー賞ノミネート作品

Human Billfrisell Sgbdvd Unspoken Culchavulcha

59回グラミー賞の、「コンテンポラリー・インストゥルメンタル」部門のノミネート作品は、次の5作品。受賞決定は、2017年2月13日。

「Human Nature」Herb Alpert
ハーブ・アルパートは、近年の「Steppin’ Out」(2013)で、「ベスト・ポップ・インストルメンタル・アルバム賞」を受賞。その後も、「In The Mood」(2014)、「Come Fly With Me」(2015)と、80歳(!)を超えて、精力的に新作をリリースしている。新作「Human Nature」は、マイケル・ジャクソンの表題曲や、オリジナルの「Doodle」など、打ち込みのディスコ・ビートを多用したアレンジが新機軸。個人的には、オリジナルの「Mystery Mann」がジャズ・ムードのポップ・チューンで、一番光っている。
「When You Wish Upon Star」Bill Frisel:
奇才のジャズ・ギタリスト、ビル・フリーゼルは、前作「Guitar In The Space Age」で、第58回グラミー賞候補作になったので、2年連続。前作ではビーチ・ボーイズやベンチャーズを取り上げたり、ジャズの範疇にとらわれず、進歩的にテーマに取り組むところが芸術的で、グラミーに評価されるのかな。今回は、映画音楽の作品集。タイトル曲や「The Shadow Of Your Smile」「Moon River」「The Godfather」などポピュラーな曲を取り上げている。フレーゼルのギターや、ビオラ奏者の入ったバンド・サウンドは、フォーキーで牧歌的。ボーカルは、ジャズ・ベーシストのチャーリー・ヘイデンの実娘、ペトラ・ヘイデン。
「Way Back Home 」Steve Gadd Band:
2015年に行われた、スティーヴ・ガッドの70才誕生日を記念したコンサートのライブ録音。バンドはマイケル・ランドゥ(g)、ジミー・ジョンソン(b)、ラリー・ゴールディングス(kbd)、ウォルト・ファウラー(tp)の4人。ガッドのリーダー名義のバンド編成としては、25年ぶりという「Gadditude」(2013)の演奏メンバー。「Gadditude」から数曲演奏している。メンバーの巧みな技量と、ライヴならではの奔放なパフォーマンスのフュージョン。
「Unspoken」Chuck Loeb:
チャック・ローブの新作は、曲ごとに、ジェフ・ローバー、ブライアン・カルバートソン、エヴェレット・ハープなど、大物ゲストを迎えての演奏集。どの曲も、ローブの繊細で流れるようなパッセージが美しい。ティル・ブレナーが客演した「Si Se Puede」や、奥様のカルメン・クエスタが歌う「Way Up High」、いずれもボサノバ・スタイルで聴かせるメロウなフレージングは、この人ならでは。
「Culcha Vulcha」Snarky Pappy:
スナーキー・パピーは、「Sylva」が2016年グラミー賞のベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバムを受賞しているので、2年連続のノミネート。このバンドの予想不可能なリズムやメロディーの展開は、攻撃的で終始スリリング。流動的なメンバー構成や、目まぐるしく展開するオーケストレーションは、演劇的でもある。この新作も、このバンドの「尖った」音楽性が発揮された秀作。収録曲の「Tarova」はレゲエとファンク、「Go」はファンクとロック、というように融合的なグルーヴは親近感がわく曲だが、展開は意表も突かれる。
受賞を予想するなら、スナーキー・パピー、ひょっとして、ビル・フリーゼル、かな。スムーズジャズのファンとしては、チャック・ローブのノミネートが嬉しいけれど、スムーズジャズから選ぶならもっといい作品があるのに。スナーキー・パピーの先進的な音楽性は、注目に値する。ただし、リスナーはリラックスすることは許されず、聴くためのエネルギーが必要。でも、聴き終わると爽快感を感じる、不思議で、ちょっと中毒性の魅力。

2016年12月25日 (日)

2016年のスムーズジャズ・ソング15(+1)曲

G

今年のスムーズジャズ・ソング、オススメのゴキゲンな15と1曲。

①「Taking Control」ジェラルド・アルブライトの「G」から。グルーヴ全開のパワー・チューン。ホーンセクションもベースも彼の多重録音。サックス以上に、ベース演奏のファンキーなところが必聴。
②「Tuesday Swing」スーパー・ユニット「Juzz Funk Soul」の「More Serious Business」の1曲。ポップなメロディーに乗って、ジェフ・ローバー、チャック・ローブ、エヴァレット・ハープ、3人のスリリングな演奏がたまらない。
③「Overdrive」注目のデュオ「The JT Project」の「Moments of Change」から。疾走感のあるアンサンブルに惹き込まれること間違いなし。
④「Can’t Let Go」ロック・ヘンドリックスの同名デビュー・アルバムから。ポール・ハードキャッスル作品を支えてきた、サックス奏者のソロ作品。官能的なフレージングがたっぷり聴ける。
⑤「Wonderland」ブライアン・シンプソンの「Persuasion」から。共作のスティーヴ・オリバーのテイストがブレンドされた、上品なポップ・チューン。
⑥「Moving On」タイラー・リース「Reminiscence」からの、爽快なポップ・チューン。ポップな曲とはいえ、リースの超テクなギター演奏に注目。
⑦「Take Me Away」オリ・シルクの「Where I Left Off」から。客演ピーター・ホワイトのギターと、シルクのピアノのインタープレイが素晴らしい。
⑧「Soul Vibration」クリス・スタンドリング「Ten」から。浮遊するメロウなサウンドとギターなら、この人。ラウンジ的なグルーヴがカッコいい。
⑨「Bring It」キム・ウォーターズの「Rhythm and Romance」から。文句なしのスムーズなサックスならこの人。メロディ、演奏、鉄板の1曲。
⑩「Sassay」ポール・ジャクソン・JRの「Stories from Stompin’Willie」から。ソリッドなフュージョン・スタイルで、こんなにもポップなギターに感動の1曲。
⑪「East Moon」ドゥリュー・デビッドソンの新作シングル。オクターブ奏法で奏でるソウルフルなフレーズがたまらないミディアム・バラード。
⑫「Mr.Morris」ローマン・ストリートの「Bohemia」から、ヴィンセント・インガラのサックスと共演した曲。
⑬「Twelfth Night」ユージ・グルーヴの「Still Euge」から。ソプラノのメロウな音色がたまらない。
⑭「Triple Dare」BWBの「BWB」から。リック・ブラウン、カーク・ウェイラム、ノーマン・ブラウンのリラックスしたインタープレイが聴きどころ。
⑮ 「Joy Ride」アダム・ホーリーの「Just the Beginning」から。共作のグレッグ・マニングらしいメロディを、ファンキーでソリッドなギターが疾走するビート・ナンバー。
⑯「Midnight Drive」マイケル・リントンの「Second Nature」から。リントンのサックスが歌う、メロウなAORチューン。リントンの泣きのサックスが沁みる。

2016年のベスト3+1

Large_2 Surfacelevel Pocketlove Dave_bradshaw_set_me

今年聴いた作品の中から、独断で選んだベスト作品です。

1. ボブ・ボールドウィン 「The Brazilian-American Soundtrack」

2. ユー・ナム 「Surface Level」

3. フィリップ・ドック・マーティン 「Pocket Love」
(次点)デイブ・ブラッドショウ・ジュニア 「Set Me Free」
近年のボールドウィンは毎年のように新作を発表して、ますます脂がのった活動は精力的。今年の新作は、オリンピック・イヤーにブラジルをテーマにした作品。ニューヨークでの演奏セットを対にした企画も秀逸な内容。ほぼ2時間半に及ぶ全26曲のボリューム、全曲クオリティの高さは圧巻で感動の力作。ジョー・サンプル、ジョージ・デュークら巨匠に勝るとも劣らない、現役のプレイヤーとして突出した才能を聴かせてくれる。
ユー・ナムの新作は、彼がジョージ・ベンソンをフォローする演奏スタイルにかたくなに取り組んできて、現時点での頂点と言ってもいい力作。たとえベンソン・スタイルと形容されても、オリジナルの域に届くかのような演奏が情熱的。90年代のディスコ・ビートを下敷きに、グルーヴ重視のギター・リフが、怒涛のごとく全曲を貫く。ビートのみならず、縦横無尽なギター・テクに惹き込まれる。
フィリップ・“ドック”・マーティンの新作は、オーソドックスと言っていいスムーズ・ジャズの秀作。奇をてらわない、健康的なサックスの音色が魅力。名作「Two Of Us」も、原曲を崩すことなく、むしろ忠実なアプローチが潔良くて心地いい。R&Bやポップな曲も並んで、いずれも上品なマーティンのサックスは、グローバー・ワシントン・JRの再来と言ったら褒めすぎかな。
デイヴ・ブラッドショウ・JRは、デビュー作品とはいえ、完成度の高い作品。「このピアノは誰?」と聞かずにはいられない。サックス奏者ダーレン・ラーンの客演やプロデュースのサポートも好影響。ゴスペル・テイストを感じるアタックなフレーズや、ソフトでメロウなところもある、彼のピアノ・プレイに魅了される作品。
さて、毎年恒例の、「Sound of The Breeze」のマスター、「洋楽のソムリエ」さんによるベスト作品は。下記がそのコメント再録です。(当サイトと同時掲載です。下記のコメント内のリンクは、当サイトのレヴュー記事です。)

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =

Large_3 Silk Change Ken_navarro_bonfire

1位 The Brazilian-American Soundtrack Bob Baldwin

内容の濃いアルバムを毎年途切れることなく発表するだ

けでも評価出来るのに、今回は二枚組 ! 二枚ともそれぞ

れに特徴があるのだが、筆者はブラジルがテーマである

Disc 1にぞっこんだ。「Ipanema Fusion 」は、今年のベ

スト・ダンス曲に認定した程である。「コルコヴァード」

やイヴァン・リンスの楽曲でもボールドウィンの編曲センス

は光る。横綱が横綱相撲を取ったということで1位認定。


2位 Where I Left OffOli Silk 

もはや彼にグレッグ・カルーカスやブライアン・シンプソンの

後継者といった表現は失礼だろう。むしろ、このアルバムで

両者を凌いだ観さえある。軽めのグルーヴが心地よいふたつの

ヴォーカル作品も秀逸だ。「今年の正統派スムーズ・ジャズはこ

! 」という作品を選ぶなら、このアルバムかも知れない。この

アルバムのように、一曲一曲に納得がゆくというものは極めて稀

である。

 

3位 Moments Of Change The JT Project

全曲をオリジナルで攻めて来たデュオの最新作は、今年

のスムーズ・ジャズ・シーンの質を底上げしてくれた一枚

だ。このような らしい作品 がシーンに存在する限りは

スムーズ・ジャズの行く手は、まだまだ明るい。特に「Limbo

と「Overdrive 」には、他のジャンルでは味わえない爽快

感がある。個人的にだが、マスタリングで友人のロン・ボー

ステッドがかかわっているのも、うれしい。

  

次点 『Bonfire Ken Navarro

ケン・ナヴァロは1990年代後半から2000年代前半に一旦

ピークを迎えたギタリストだ。選者(=筆者) は当時、そん

な彼の作品をライセンス契約のもと日本で発売していたの

だ。この作品は、彼が再び当時の路線に戻り(One Summer

Day)、さらには新たな境地に果敢に挑戦したものと捉える

ことが出来る。ナヴァロを再評価する契機となる一枚として

推奨したい。

 

その他の「推奨盤」 

グラミーにノミネートされたChuck Loeb の『Unspoken 』は、グラミー獲得に値する一枚。本来であれば、このような作品がBest “ Smooth Jazz “ Albums というカテゴリーのもとに候補として挙がるべきなのだ。本来であれば” Best に食い込んでいい作品なのだが、完璧さが鼻について減点した。

Jazz Times誌」はKim Waters Rhythm and Romanceスムーズかつ完璧と評している。異性を恍惚に導く際の極めて上質なBGMとしても使えそう。

The Rippingtons True Stories も、ベスト級のデキだ。

Gerald Albright Gは、マイケル・マクドナルドが唄う「Lovely Day(ビル・ウィザース)が聴けるというだけでも買う価値あり!

いつもであれば上位に推すEuge Groove Still EugeMarc Antoine の『Laguna Beach 』は、前作以上には魅力的と思えず、今回はパス。

Peter White の『Groovin’ は彼のカバー作品が好きな人にはお薦め。筆者には書き下ろし作品がなかったことに不満が残った。

 = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =

奇しくも、同じ1位が、「The Brizilian-American Soundtrack」でした!スムーズジャズ・ファンなら必聴の作品です。もう一度聴き通して、今年を締めくくろうかな。

2015年12月26日 (土)

2015年ベストなスムーズ・ジャズ・ソング15(+1)曲

Nate

今年の、ベストなスムーズ・ジャズ・ソング、15曲。ヘビロテ間違い無し、極上の一級品ソング。(リンクは、収録アルバムのレヴュー)

① 「#Luvit」 ネイト・ハラシム(kyd) 疾走するビートがたまらない。ハラシムの速弾きピアノは必聴。このスリル感はハンパじゃない。アレンジにも、ハラシムの才能が発揮された曲。アルバムの方は、力作でも、ちょっとヘビーな感じだったけれど。この1曲は「すごい」。

② 「One of a King」 ブライアン・シンプソン(kyd) シンプソンならではの、とびきり爽快な曲。グレース・ケリーのサックス、ニルスのギターのサポートも素晴らしい。視界が広がる曲。

③ 「In Deep」 ヴィンセント・インガラ(sax) やっぱり今年はこの人。インガラの、ディープなビートがガツンと来る。解説不要、ノレるダンシング・チューン。

④ 「Remember the Time」 セシル・ラミレス(kyd) セシル・ラミネスのピアノと、ブライアン・カルバートソンのシンセが絡む、ファンクのムードが、ちょっと懐かしい。

⑤ 「Jazz & Wine」 ピート・プロジェクト ピート・プロジェクトのユーロ・ポップな曲。ノリだけでなく、後半の、インスト演奏を聴いてほしい。このヴィアブレーション、この人たちただ者ではないぞ。

⑥ 「Play It Forward」 ジェイムス・ロイド(kyd) ピーセス・オヴ・ア・ドリームのジェイムス・ロイドのソロ曲。アタックなピアノとキャッチーなフレージングに酔わされる。

⑦ 「When Marie Smiles」 ティム・ワトソン(kyd) ティム・ワトソンのメローなピアノが魅力な秀作。絡むジャネット・ハリスのファンキーでパワフルなサックスにも、耳を奪われる。サウンド・プロデュースは、オリ・シルク。

⑧ 「Cabo」 ランディ・スコット(sax) スコットのファンキーなブロウがたまらない。ラテン・ビートのキャッチー・チューン。

⑨ 「Sailing Away」 ジョナサン・フリッツエン(kyd) フリッツエンのピアノ演奏、「セクシー」と表現したいムーディーな曲。

⑩ 「Skip to My Lew」 ウォルター・ビーズリー(sax) ビーズリーの特色、ジェントルなサックス音色に浸れるヒーリングな曲。

⑪ 「Red Hook」 レブロン(sax) 期待の新人、レブロンのシルクのようなサックス。軽やかなミディアム・テンポで、弾むようなブラス・セクション。このヴァイブレーションは聴き捨てられない。

⑫ 「All In」 ピーセス・オヴ・ア・ドリーム ピーセス・オヴ・ア・ドリームのファンキー・チューン曲。客演しているトニー・ワトソン・ジュニアのサックスに注目。

⑬ 「Drumline」 ボニー・ジェイムス(sax) 音色を聴いたらこの人。ボニー・ジェイムの、洗練されたソウル・ムードがたまらない。

⑭ 「Shine On」 ザ・サックス・パック 久しぶりのザ・サックス・パック。この曲は、キム・ウオーターズの代わりにマーカス・アンダーソンが入った、新生トリオの曲。アンダーソンはジャケットに写っていないけれど。皮肉にも、アンダーソン参加の演奏が新鮮。

⑮ 「Blu Sky」 ダーク・K(g) 出たばかりのダークKのニュー・シングル。これが、なかなかの曲。洒落ではないけれど、ダーク・ホースかもしれない。

⑯ 「Juliet」 ケン・ナヴァロ(g) この曲もやっぱり入れておきたい。ケン・ナヴァロのロマンチックなメロディーと、ヒューマンで紡ぐようなギターに、うっとり。

2015年12月25日 (金)

2015年のベスト3+1

Vincentingala_new_2 Simpson Fritzenized Mi0003964481

今年聴いたディスクからの独断的ベスト3+1です。

① ヴィンセント・インガラ 「Coast to Coast」
② ブライアン・シンプソン 「Out of a Dream」
③ ジョナサン・フリッツエン「Fritzenized」
次点:ピーセス・オブ・ア・ドリーム「All In」
4作品は、どれも甲乙つけがたい優秀作。アダルト・コンテンポラリーで、ソフィスティケートなメロディー、R&Bテイストなビート、インストルメントの魅惑的なアドリブ・フレージング、アンサンブルのグルーヴ。何と言っても、いずれの作品も、ポップなアレンジメントで、聴いていてワクワクするし、まさに、スムーズ・ジャズの王道スタイルと言っていい「名作」の4枚。
インガラの作品は、ヴィヴィッドな彼のサックスが際立ったところはもちろん、ギター、ピアノ、ブラスセクション、など多彩なサウンド・アレンジメントが素晴らしい。ボーカル曲「Baby I’m Hooked」は、ヒット・チャートを上がってもおかしくないグッとくるポップ・チューンなんだから。インガラの才能に驚嘆する力作。
シンプソンの作品も、非の打ち所がない秀作。流れるような、シンプソンのピアノ・フレージングが、随所で聴けて嬉しい。「San Lorenzo」での、フェンダーの軽快で染みる音色なんて、拍手もの。フリッツエンの作品は、「色気」のあるピアノ・サウンドが最高に魅力的な秀作。「Sailing Away」は、コーラスを絡めて、艶のあるピアノの色っぽいこと。
ピーセス・オブ・ア・ドリームは、長いキャリアの熟練サウンドに、新人サックス奏者が加わって新鮮な作品になった。ソフィスティケートなビートとメロディーは、クワイエット・ストームを継承する、このユニットの完成形。さらに新作が聴けることを期待したいユニット。
今年は、その他、ボニー・ジェイムスサックス・パックマリオン・メドウズケン・ナヴァロウォルター・ビーズリーなど、お馴染みのアーティストの作品はいずれも、グッときた作品。ブラインアン・カルバートソンや、カーク・ウェイラムのライブ盤も「力作」だった。
いずれも色褪せないエバーグリーンな作品が多かったのに、グラミーに一枚も選ばれないなんて。このスムーズ・ジャズを聴いてみやがれ!ってんだ。
==========
さて、下記は、共同企画として毎年の恒例になった「Sound of The Breeze」のマスター「洋楽のソムリエ」さんによる、ベスト3+1です。(注:リンクは、当サイトのレヴューです。)

==========

Kennyg Krall Vincentingala_new_3 Simpson_2

2015年ベスト・スムーズ・ジャズ・アルバム

1位 『brazilian nights』Kenny G

ケニーGによるボサノヴァ集。ジャズの作品としてかなり知られ

ているものもあり、頑迷固陋(がんめいころう) なドジャズ・ファ

ンから一言ありそうなアルバムではある。しかし、それがどうした!

ソプラノ・サックスは元より、彼がテナー、アルトでも”ケニーG”

であり、変わらず聴く者を恍惚とさせてくれることを証明する一枚

である。2015 年、最高のボサノヴァ・アルバムが誕生した。

2位 『wallflower』Diana Krall

“ ポピュラー音楽ファンに聴いて欲しいスムーズ・ジャズ” があると

すれば、まさにこの作品だ。デイヴィッド・フォスターの編曲にも、

しびれる。ポップス・ファンなら誰でも知っている曲を唄うというの

は、恐らく勇気の要ること。それをここまで唄いこなすクラールの

技量には、正直驚いた。失礼しました、あなたの巧さにも脱帽です。

3位 『Coast To Coast』Vincent Ingala

彼が演奏する主要な楽器はサックスだ。しかし、ギターやその他の

楽器の腕の確かさには舌を巻く。ドラムは、ラスベガスの「”エルビス・

プレスリー”ショー」で叩いていたというのだから、それこそ”本物”。

アルバムのタイトル曲は、この夏Billboard のスムーズ・ジャズ・チャ

―トでも1位を獲得。また、筆者が選ぶ「2015年のベスト・ダンス・ソング」

でも第10位だった。

次点 『Out Of Dream』Brian Simpson

洗練されたスムーズ・ジャズ・ピアノのアルバム制作では、もうトップ・

クラスの実力者だ。ゲストも豪華なだけではなく、彼らを自家薬籠中の物

として”使いこなしている” のが凄いし、またシタタカである。今後暫くは、

第1級の傑作アルバムをリリースし続けそう。今最も脂が乗っているアーテ

ィストだけに、バンドのリーダーとして来日公演を果たして欲しいもの。

その他の「推奨盤」

昨年、復活のノロシを上げたケン・ナバロの『Unbreakable Heart』は、全盛期を彷彿とさせるデキで、彼を知らない人は、これから聴き始めてもいいだろう。

今年は、”インコグニート” の当たり年だ。もっとも、インコグニートそのものの作品ということではなくブルーイの『Life Between The Notes』とメイサ(リーク) の『Back 2 Love』のこと。スムーズ・ジャズにダンス曲を求める人には、特にお薦めしたい。

独特のグルーヴを持つU-Nam のリリースが無かったことを嘆くあなたにはGroove Ltd. の『First Class』を是非! 女性サックス奏者、シャノン・ケネディとのコラボ作品は、実質ユー・ナム作品だ。

マーカス・ミラーの『Afrodeezia 』は、今年の拾い物のひとつ。「アランフェス協奏曲や「Papa Was A Rolling Stone 」など、それぞれに味があって心地よい。

ボニー・ジェームスの『Futuresoul』も挙げておきたい。理由は、今年のベスト・セラー・アルバムだから。これは、決して皮肉にはあらず。売れるのには理由があるのだ。筆者は、ベスト・セラー作品は努めて買うことにしている。少なくとも、「今を知るため」には必要だからだ。

最後に、珍しく日本制作のものをお薦めしたい。ミカ・サンバ・ジャズ・トリオの『バランス・ゾナ・スル』だ。日本人ピアニスト、Mika によるブラジル録音作品で、スリリングなライヴ感がたまらない。マルコス・ヴァーリも参加している。

==========

お互いブラインドでセレクトしましたが、ヴィンセント・インガラと、ブライアン・シンプソンが、ダブりました。この2枚は、文句なし、今年のベスト盤でしょう。

2015年12月14日 (月)

第58回グラミー賞ノミネート作品

Billf Wouterk Marcusm_2 Snarkyp According


















第58回グラミー賞のノミネート作品が発表された。今年の、「ベスト・コンテンポラリー・インストルメンタル」のジャンルのノミネート作品は次の5作品。

1. 「Guitar In The Space Age !」Bill Frisell
2. 「Love Language」 Wouter Kellerman
3. 「Afrodeezia」 Marcus Miller
4. 「Sylva」 Snarky Puppy & Metropole Orkest
去年の「第57回グラミー賞ノミネート」には、スムーズジャズ系が大勢を占めたので、期待したのだけれど、今年は、スムーズジャズの影が驚くほど薄くて、残念。大御所マーカス・ミラーや、カーク・ウェイラム、はお馴染みのアーティストだけれど、作品自体はちょっと距離感があるし、その他のアーティストも、知ってはいても馴染みが薄い。
ビル・フリーゼルは、ノンジャンルで、前衛的な作風のギタリスト。ウーター・ケラーマンは、南アフリカ出身のフルート奏者。去年のグラミーでは、参加作品「Winds Of Samsara」が、ニューエイジの最優秀アルバム賞に選ばれた人。スナーキー・パピーは、ジャズ界では、人気沸騰の、アバンギャルドなニュー・ジャズ・ユニット。候補作品は、メトロポール・オーケストラとコラボした、前衛的意欲作。
コンテンポラリー系のジャズや、アカデミックなインストと、幅広いジャンルを網羅したノミネートという感じ。どちらかというとポップ路線なスムーズジャズは、芸術性の点で評価が低いと言うことか。かといって、ポップスのジャンルには、インスト部門は無いので、スムーズジャズは無視されているのか。カーク・ウェイラムの候補作品は、当サイトでも紹介したので、その音楽性は選ばれて当然とは思うが、スムーズジャズ色の濃い作品ではない。ジャンル違いとは言え、「Love Language」を聴いてみた。オーケストレーションをバックにした、ケラーマンのフルートが美しく情景的でヒューマンな作品。芸術性は高いが、ニューエイジかワールド・ミュージックのジャンルに入るような作品。その他は未聴なので、発表までに聴いてみようとは思うが、もっとワクワクする、スムーズジャズの好盤を聴いていた方がいいかな。

2014年12月25日 (木)

2014年のベスト3+1

Rickbraun Soulappeal_lg Simpletruth Gregmanning

今年聴いたディスクからのベスト3、

① リック・ブラウン「Can You Feel It」:ダンシング・ビートにホーン・セクションとポップなメロディー、三拍子が揃って、八面六臂なリックのトランペットがたまらない、完成度の高い作品。デイブ・コーズとリックがチェイスする「Get up and Dance」はベスト・ソング。こんなにクールな曲をフェイド・アウトするなんて、本当に酷だなあ。
② マイケル・リントン「Soul Appeal」:リントンのサックスが、サイコーにソウルフルな傑作。のっけから最後までパワフルなリズムも息をつかせない。R&Bのフォーマットで展開するリントンの吹くフレージングは、テクもさながら、パッションがびんびん伝わる素晴らしい演奏。サックスとリズム陣のインプロビゼーションの応酬は、コンテンポラリー・ジャズとしても秀作。ケニー・ラティモアがゲストで唄う「Gonna Love You Tonite」は、最高にクールなベスト・ソング。ライブさながらのソリッドな録音も秀逸。
③ エド・バーカー「Simple Truth」:エド・バーカーのデビュー・フル・アルバム、ほぼ1年前のリリースだから、時間が経ってしまって、ちょっと分が悪いけれど、バーカーの健康的でワクワクするサックスとヴァイブレーションに軍配を上げたい秀作。最近、バーカーは活動拠点をアメリカに移したとか。次のアルバムあたりでブレークするかな。デイブ・コーズの強敵になりそう。
次点の作品は、 グレッグ・マニング「Dance With You」:コンテンポラリーな曲想や、ディスコ・ビートにのって、マニングのアコースティックとエレキ・ピアノがいずれもシャープで生き生きとして、スムーズ・ジャズの王道な秀作。「Groove Me」はサイコーにクールなベスト・ソング、このグルーヴ、何度聴いても聞き飽きない。
今年を振り返ってみれば、秀作が目白押し。思いつくだけでも、ベテラン・アーティストが多作だった。ポール・テイラー、ブライアン・カルバートソン、ネーザン・イースト、ミンディ・エイベア、トム・ブラクストン、ジョナサン・バトラー、ユージ・グルーヴ、ポール・ブラウン、ユー・ナム、ピーター・ホワイト、グレッグ・カルーカス、キム・ウオーターズ、ジャズ・ファンク・ソウル(ジェフ・ローバー、エバレット・シャープ、チャック・ローブ)等など。特に、久しぶりのグレッグ・カルーカスや、ユージ・グルーヴの作品は、文句無しのベスト級。ネーザン・イースト、ミンディ・エイベア、ジャズ・ファンク・ソウルももちろんベスト級で、グラミー候補になるのだから貫禄が違う。
若きアーティストの作品も光っていた。レベル10、トリスタン、サム・ルカー、デビッド・P・スティーヴンス、ザ・JTプロジェクト、ダニー・キューズなど、デビュー作にしての傑作もあって、いずれも才能溢れるアーティスト。今後の活躍を注目したい。
さて、当サイトがリンクを貼っている「Sount of The Breeze」は、ポップスからスムーズジャズまで網羅する情報満載の、イチオシのサイトです。
お互いにベストを発表し合うという共同企画。去年もやりました、「恒例」企画です。
それでは、 マスターの「洋楽のソムリエ」さんの選んだベストです。(リンクは、当サイトのレビューです。)
= = = = = = = = = = =
Smile_2 Rickbraun_2 Nathaneast_lg_2 Alno_3

「Sound of the Breeze’s Best Smooth Jazz Album」

1位:ピーター・ホワイト『Smile』 1位の理由は、ずばり「楽曲の良さ」である。 「Floating In Air」、「Head Over Heels」、 「Hold Me Close」、「Awakening」と、 4曲ものうっとりとさせてくれる”美メロ”作品が 収められている作品を1位に推さない理由は見当 らない。まさに、聴き惚れる一枚で、ホワイトの 最高傑作と言っても良いのではなかろうか。
2位:リック・ブラウン『Can You Feel It』 これがグラミーにノミネートされないのは、なぜ?! そんな不満が口をついて出てしまう一枚。楽曲、演奏 参加ミュージシャン、雰囲気、ジャケットのどれもが 最高レベル。「Back To Back」、「Another Kind Of Blue」 が特に良い。1位と2位の評価に差は無し。あるのは、 個人的な好みの差だけ。
3位:ネイザン・イースト『Nathan East』 恐らくスムーズ・ジャズのアルバムとしては、今年 最も売れた一枚。少なくとも、専門局で最もスピン された一枚か。初のソロ・アルバムだけに力の入り 様が違う。また、アイディアが詰まっている。今評 価しなかったら、いつ評価するの? という感じ。良く も悪くも「Daft Funk」は聴き逃せない。
次点:ブライアン・カルパートン『Another Long Night Out』 聴き惚れる一枚だ。20年前のデビュー・アルバム『Long Night Out』 をセルフカバーするという大胆な発想が天才らしい。当時21歳。天 賦の才を垣間見せた男は、今やこのジャンルきってのキーボーディス トに成長した。彼がバンド・リーダーとして来日公演が出来ていない のが、日本のスムーズ・ジャズへの認識の低さを物語っていて悲しい。 収録された作品が新曲であれば、間違いなく1位。
選考に当たっては、「前作より優れている」ことをポイントのひとつにした。 迷ったのはグレッグ・カルーカスの『Soul Secrets』。5年ぶりの新作は待ちに待ったものであった。この間の隙間を埋めるかのように多彩な内容は、ファンなら間違いなく満足したはず。だだ、彼を25年間聴き続けて来た筆者には2005年の『Looking Up』に収められていた「Corner Club」を超える作品が入っていなかったのだけは残念に思えた。 ユージ・グルーヴの『Got 2 Be Groovin』は、彼が”ゆったりしたグルーヴ”を紡ぎ出せる第一人者であることを改めて見せつけた一枚である。ベスト3に載せなかったのは、前作の『House Of Groove』は、超えていないから。 J. Lorber / C. Loeb/ E. Harp による『Jazz Funk Soul』は、三人のケミストリーがプラスαを生み出していて聴きごたえ十分。グラミー候補作の中ではネイザン・イーストに次ぐ評価を下したい。 ケン・ナヴァロは『Ruby Lane』で長い低迷期を脱した。 トリスタンの『Full Power』は、タイトなリズムが御機嫌。ベスト3の一角も考えたほど。二作目が楽しみ。 以下、今年の「間違いないアルバム」をリリースしたアーティスト名を列挙すると、ポール・ブラウン、リチャード・エリオット、ジョナサン・バトラーとなる。
= = = = = = = = = = =
リック・ブラウンが、グラミー賞にノミネートされないのは、なぜ? 同感です。来年も、スムーズ・ジャズが、さらに評価されることを願ってやみません。

2014年12月 7日 (日)

第57回グラミー賞ノミネート

Wildheart_174503 Slumdunk East 81a1xk1azcl_sl1500_ Thilemeyerbassmandolin

第57回グラミー賞のノミネートが発表された。注目したいのが、「ベスト・コンテンポラリー・インストルメンタル」。このジャンル、近年はスムーズ・ジャズ系の作品が大勢を占めている。昨年のノミネートも、5作品が全てスムーズ・ジャズと呼んでいい作品で、結果、受賞に輝いたのは、ハーブ・アルパートの「Steppin’ Out」。さて、今回は、次の5作品がノミネートに選ばれた。

「Wild Heart」ミンディ・エイベア

「Slam Dunk」ジェラルド・アルブライト

「Nathan East」ネイザン・イースト

「Jazz Funk Soul」ジェフ・ローバー、チャック・ローブ、エヴェレット・ハープ

「Bass & Mandolin」クリス・シール&エドガー・メイヤー

5作品の内、4作品が、このブログをチェックして頂いているファンならご存知のスムーズ・ジャズ作品。どの作品もベスト級だけれど、いずれもメジャー・レーベルからの作品で、顔ぶれも常連のアーティスト、というところがグラミー賞の性格を表している。音楽性はもちろんだけれど、やっぱり、セールス的に売れていないとね。ジェフ・ローバーは、前回の「Hacienda」に続いてのノミネート。ミンディ・エイベアは、デイブ・コーズと作った「Summer Horns」に続いてのノミネート。ジェラルド・アルブライトは、55回のノミネート作品「24/7」に続いて。今回のノミネート作品、いずれも素晴らしい作品であることは太鼓判。でも、受賞を予想するなら、ミンディ・エイベアかな。ロック的な弾け具合が、ユニークな傑作。ちなみに、「Bass & Mandolin」は、マンドリン奏者クリス・シールが、クラッシック界のトップ・コントラバス奏者エドガー・メイヤーと組んだ意欲的なデュオ作品。この2人は、以前にも共演した作品を作っていて、今回はリユニオン。クリス・シールは、ブルーグラスではグラミー受賞者でもあり、そのジャンルではスターといってもいい人。シールの活動は、ブルーグラスやカントリーに留まらず、ジャズやクラッシックに及ぶスーパー・アーティスト。ライブ映像など見ると、彼のマンドリンのテクたるや、ぶっ飛びます。いつか、スムーズ・ジャズな作品を作って欲しいなあ。

2014年6月26日 (木)

新作ニュース

注目のスーパー・ユニット、ジェフ・ローバーとチャック・ローブにエバレット・シャープのトリオの新作は「Jazz Funk Soul」。そのままにストレートなタイトルは、ユニット名なのかな。このトリオなら、超技巧派で骨太フュージョンが聴けるに違いない。サックス奏者、トム・ブラクストンの新作「The Next Chapter」は、アール・クルー、ボブ・ジェイムスらのゲストも迎えた、久しぶりのスタジオ録音。トランペッター、リック・ブラウンの新作は「Can You Feel It」。最近は、スタンダードを唄う、歌手としてのリックの作品が続いたので、今度の新作はリックのトランペットのインストがたっぷり聴けるといいなあ。サックス奏者、リチャード・エリオットの新作は「Rip Service」。デイブ・コーズのヒット作「Summer Horns」に参加した後の、久しぶりのソロ作品。リチャードのパワフルなサックスに期待。同じく「Summer Horns」の参加メンバー、ジェラルド・アルブライトの新作「Slum Dunk」も、もうすぐ登場。「Summer Horns」であと残るは、デイブ・コーズだけ。彼の新作は出ないのかな。おおっと、出ますよ、ユージ・グルーヴの新作「Get 2 Be Groovin」。

Jazzfunksoul Tombraxton Rickbraun Richardelliot Slumdunk

Get2

2014年5月10日 (土)

新作ニュース

ニルスの新作は、彼の過去の5枚の作品からのベスト・セレクション。新曲1曲が入っているよう。スティーヴ・オリバーの新作もベスト・アルバム。こちらは2曲の新曲入り。ジョナサン・バトラーの新作に期待。ジョージ・デュークとの共作も入っているらしい。彼の歌もいいけれど、ギター中心のインスト曲がたくさん聴きたい。ザ・リッピングトンズの新作「Fountain of Youth」も出ます。シャカタクの新作「On The Corner」。どちらも、老舗バンドの、いつものサウンドと分かってはいても、聴いてしまうだろうなあ。ポール・ハードキャッスルの新作は、久々のジャズ・マスターズ・シリーズの7作目。「ハードキャッスル」シリーズのシンセのチルアウトとはちょっと異なり、こちらはスムーズ・ジャズ寄りのサウンドのはず、期待したい、

Nilsbest Steveoliver Livingmydream

Ripps

Shakatak

Jazzmasters

About This Blog

  • スムーズジャズは、最高のコンテンポラリーミュージック。ググっとくるアーティストのバイブレーションを、リアルタイムで聴きたい。独断で選んだスムース系の新譜を紹介します。Since 2011。UGASAI
2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

2015 Top Recommend (click)

  • Bob Boldwin「MelloWonder」
  • Brian Simpson 「Out of a Dream」
  • Jonathan Fritzen 「Fritzenized」

2014 Top Recommend (click )

  • Greg Manning 「Dance With You」
  • Rick Braun 「Can You Feel It」
  • Michael Lington 「Soul Appeal」
  • Ed Barker 「Simple Truth」

2013 Top Recommend (click)

  • Jeff Golub 「Train Keeps a Rolling」
  • Oli Silk 「Razor Sharp Brit」
  • Patrick Yandall 「Soul Grind」
  • Boney James 「The Beat」

2012 Top Recommend (click)

  • Euge Groove 「House of Groove」
  • Paul Brown 「The Funky Joint」
  • Chris Standring 「Electric Wonderland」
  • Vincent Ingala 「Can't Stop Now」
  • Phil Denny 「Crossover」