Nils 「City Groove」(2012)
ニルスのギターは、ヴァレイアーツというアメリカのギターで、今はギブソン傘下のモデル。かつて、ラリー・カールトンやリー・リトナーが弾いていたギターとして有名で、フュージョン最盛期には典型的なギターモデルとして人気を博した。
その抜けのよさとか、歯切れのいいストロークの音は、ウエストコーストの景色やハイウエイの疾走感のイメージにピッタリで、ファンキーなフュージョンの代名詞のような音だ。
ハイトーンのチョーキングや、ファンキーなコードストローク。ロックだったり、フュージョンだったり。どこかレトロな感じの音でもある。そう、ウェストコーストのAORやフュージョンが流行っていた80年代の雰囲気。
この新作タイトル、そのままに、シティムードたっぷりなまさにアーバンミュージック。前作のバイブレーションは、まるで続編のようにこの新作でも変わらない。こんなにハッピーなプレイをしてくれるギタリストは、いそうでいない。
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