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2012年11月の4件の記事

2012年11月23日 (金)

スムースなシングル盤 ⑥

クリスマスに近くなると溢れるホリディチューンの数々。そんな季節の前、秋から冬に聴くのにぴったりなスムースなシングル3曲。

「Stay(With Me)」はサックスプレイヤー、アンディ・ウオールの新曲。都会的でAORな佳曲。近いうちに出るアルバムの先行シングルらしい。キャッチーなフレーズがかっこいいサックスなので、アルバムを期待したい。

ジェイムス・コラーの新曲は「Come With Me」。今まで、いかにも西海岸というアップビートのシングル曲が多かったけれど、この新曲はミディアム・テンポで、彼のアコピをフューチャーしたリラックスできる佳曲。それでも、西海岸の涼しげなサウンドに脱帽。

ニーメン(ライズ)という期待の若手サックスプレイヤーの「Let's Chill」は、かっこいいポップチューン。デビューアルバムの「So Free」からのラジオ・シングルカット。アルバムの方は、ギタリスト、ジェイ・ソトーのプロデュースで、ブライアン・シンプソンやジェフ・ローバーなどの豪華客演で、チャートインしてヒット中。スムースジャズファンなら彼のアルバムも要チェック。

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2012年11月11日 (日)

Don Diego 「Fun」(2012)

スムースジャズといっても、時にはちょっと薄っぺらで、イージーすぎるサウンドがあったりして、軟弱な音楽と決めつけられる。このサイトで薦めたいスムースジャズは、リラックスして聴けても、アーティスティックなコンセプトが伝わってくる、これぞコンテンポラリーなジャズだ。

このダン・ディエゴは、少し骨太だけど、まるで極上の味覚を味わうようなミュージックを聴かせてくれる。このニューアルバムは、ヒップホップな曲や、ブラコン風のボーカル曲、ファンク!と叫びたいガツンなリズム&ブルースもあり、ヤワなサックスに飽き飽きしているスムースジャズファンには、目の覚めるディスクだ。

「Ago's Groove」、「Tuff」、いずれもコンテンポラリーなテーマメロディを、隙間無く吹きまくるアドリブの展開は痛快で、彼のジャズパッションがびんびん伝わってくる。方や、超美バラードプレイの「Thinking」「Chantel」や、ミディアムテンポの「Laid Back」は極上のインストルメンタル・ポップスとくればもう脱帽せざるを得ない。

1曲目の「Tenor Fiesta」は、日本人好みのメランコリーなスパニッシュメロディを、泣きのサックスで盛り上げるヒット性の佳曲。音もいいし、万華鏡のようなミックスが素晴らしい。大推薦。こういうアーティストが日本では知られないとは、本当に残念。

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2012年11月10日 (土)

Joe Leader 「Seductive Sax」(2012)

すごい新人サックスプレイヤーの登場、ロンドン出身のジョー・リーダー。このデビューアルバムは、いきなりライブ・レコーディングである。

のりのりのでセクシーなサックスプレイと、パワフルなバックバンドにガツンガツンだ。スタイルはデーブ・コーズのような感じで、これがスタジオ録音だったら、デーブ・コーズの二番煎じだったかもしれないが、ライブのパフォーマンスでの只者ではないところをアピールしている。

曲はほとんどがクラシックなカバー曲で、「Just The Tow of Us」、「Nature Boy」や、スティービー・ワンダーの「Isn't She Lovely」を演って、オーディエンスを盛り上げているのは新人とは思えない。

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2012年11月 3日 (土)

Elizabeth Mis 「Breakaway」(2012)

トリッピン・リズム・レコードからのニューアーティスト、エリザベス・ミスのレーベル・デビュー作品。彼女はなんとまだ21才。数年前に、ポール・ブラウンに見出されてデビューアルバムを出している。そのアルバムを、トリッピン・リズム・レコードの社長レス・カットモアが聴いて気に入り、契約に至ったということで、まさにシンデレラである。

プロデュースは、今や売れっ子のネイト・ハラシムだし、参加アーティストも同レーベルのビッグネームの面々、シンディ・ブラッドリー、ジュリアン・バーン、ティム・ボウマン、ニコラス・コール、という豪華陣。ジャケットの彼女も、フオトジェニックで可愛いし、これは売れない訳無しという感じである。

そういった話題性は別にしても、ソプラノサックスのスムースジャズアルバムとして音楽性は秀逸な作品。アダルト・オリエンテッドでコンテンポラリーなアレンジメントは、ネイトのプロデュース「力」のおかげだろう。ジャケットのポートレートに見つめられたら、バラードでもポップな曲でも、ソフトで美しいソプラノに、魅了されるはず。

「Slow Burn」は、トランペットのシンディ・ブラッドリーと交わすバラードデュオで、アンビエントでスウィートな曲。「Into the AtMisphere」は、ニコラス・コールのピアノも絡んで、彼女のバラードプレイがチルアウトなムードの曲。「Mis Behavin'」や、「It's Uh Girls World」は、ファンキーなスイングチューンで、彼女のソプラノがホップする楽しい曲。「Sax Appeal」は、客演のティム・ボウマンのギターがアーバンムードたっぷりな曲。というわけで、当分の間はヘビロテのスムースな全10曲。

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