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2013年8月31日 (土)

Scott Allman 「Next Stop Home」(2013)

スコット・オールマンは、シカゴを中心に活躍しているキーボード奏者。プロとしてのキャリアは20年を超えるという。最近はラリー・カールトンのツアーバンドにも参加しているようだ。

彼のソロアルバムは、「Generations」(2011)がデビュー作で、この新作が2作目。彼自身のコメントによると、デビュー作は"Not Jazz"な仕上がりだったので、新作では「コンテンポラリー・ジャズ・ジャンル」を指向したという。そして、12の自作曲のテーマは、トラベルであり、"Home"はどんな場所にもある。どんな道もHomeにつながっている。そんなテーマが伝わってくるような、ドラマティックな曲想にあるれたアルバムだ。

サウンドとしては、パット・メセニーや、ブライアン・カルバートソンスティーブ・オリバーあたりの路線かな。情景を思い起こす奥行きの広いアレンジメントは、ムードミュージック的であったり、コンテンポラリージャズであったり、映画のサントラのようでもあり、この人のキーボード奏者より、アレンジメントとサウンドデザインの才能が発揮されている。

サックス奏者ダーレン・ラーンが参加した、M1「Different Sun」と、アルバムタイトル曲M6「Life Within」は、いずれもラーンのパワフルなサックスと、オールマンのピアノとラーンの会話がキャッチーなスムーズ・ジャズ・チューン。リン・ラウントゥリーのトランペットが物悲しいM8「Gibraltar's Jewel」は、映画音楽のようなムーディーなバラード。

フィル・デニーのサックスがどことなくまったりと、タイトル通りリゾート気分のスローバラードM4「Island Bound」も印象的な曲。彼のピアノやシンセがフューチャーされた、M3「Road to Chongquing」とM12「Ten Mile Lake」は、彼の優しい演奏にほっとする。それなりにゴージャスなサウンドなんだけれど、ちょっと万華鏡的過ぎてるような印象のアルバム。もちろん、悪くはないんだけれどね。

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