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2013年11月 4日 (月)

Joel Del Rosario & Surewill 「Side By Side」(2013)

ジョエル・デル・ロザリオは、いままで3枚のソロ・アルバムを出しているギタリスト。ソロ名義アルバムは、「All Him」(2005)、「Calm in the Storm」(2006)、「Coast to Coast」(2011)。ウェスト・コースト系のカラッとしたサウンドと、オクターブ奏法をさりげなく取り入れたメロディアスで華麗なフレージングが特徴で、ベンソン・フォロワーといっていいいギタリスト。

シュア・ウィルことウィル・クラークは、キーボード奏者。アル・ジャロウ、ジョージ・デューク、シャーデー、ジャネット・ジャクソンなど、トップクラスのアーティスト多数と共演してきたそうだ。シュア・ウィル名義のソロ・アルバムは、「After the Show」(2008)、「Out Of The Shadows」(2010)。

その2人が組んだコラボレーションがこの新作。全編にループする打ち込み系リズムが浮遊感を生み出して心地よい。ジョエルのギターと、シェアウィルのピアノやキーボードの作り出すフレーズやパッセージは、エイトビート主体のリズムに乗って、R&Bテイストで都会的だ。メローでスウィートな音世界は、いやし系でもあるが、お決まりのチルアウトでなく、ヒューマンなコンテンポラリージャズ。

全10曲中、例外の4曲があって、M1「Miles Away/Feelin’ Dizzy」は、トランペット(Sam Hankins)とシェア・ウィルの共演で、ジョエルは参加していないようだ。M6「Buffalo All Stars」は、ジョエルと、エレキピアノはシェア・ウィルではなくてToney Rohodesという人の演奏ようだ。M7「George」は、シェア・ウィルの1分わずかのピアノソロ小品。(ジョージ・デュークへのオマージュだろうか。)M8「Cali-Sol」は、サックス(Tony Exum Jr)の客演とブラスセクションが入った、スロービートでファンキーな佳曲だが、この曲はシェア・ウイルは参加していないようだ。この曲のジョエルのメロウなオクターブ奏法は聴きもの。

というわけで、全10曲中、上記の例外4曲以外の6曲が、ジョエルとシェア・ウィル2人のコラボ演奏で、統一感があってメローなスムーズジャズだ。

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