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2013年11月10日 (日)

Roberto Vally 「Boom Boom Boom」(2013)

ロバート・バレーは、かつてスパイロ・ジャイラの「Stories Without Words」(1987)にも参加したベース奏者。マイケル・フランクス、ボビー・コードウェル、ジェシー・ジェイ、ポール・ブラウン、ピーター・ホワイト、ユージ・グルーブなど多くのアーティストのレコーディングやツアーに参加している。最近では、デイブ・コーズ「Summer Horns」のほとんどの曲でベースを弾いている。

20年を超えるキャリアを持つ売れっ子ベーシストだが、この作品がおそらく初めてのソロ・アルバム。詳細なクレジットは不明だが、グレッグ・アダムス(トランペット)、ポール・ブラウン(ギター)、スパイロ・ジャイラのトム・シューマン(キーボード)、エンリク・マルチネス(アコーディオン)などのアーティストが参加している。

全編、ゆったりとしたリズムに、アコーディオンや、スパニッシュ・ギターの音、ミュート・トランペットのプレイ、すべて哀愁的な雰囲気に満ちていて、ボヘミアン的とでも言うのか、どこか無国籍な音世界が広がる。スムーズジャズのチル・アウトはちょっと食傷気味だから、このアルバムのような音楽は新鮮だ。オルタナティブな音楽だけれど、人間的で、情景的なヒーリングに浸れる。

M1「Jazz Trance」は、ミュート・トランペットが哀愁的なメロディーを奏でるアルバムの象徴的なナンバー。M2「Gypsy Dream」は、アコーディオンとスパニッシュ・ギターが情景的な美しい曲。M6「Boom Boom Boom」は、パット・メセニーを思わせるエレキ・ギターと、フェンダーのコードバッキングが幻想的で、休まる気持ちになれる曲。

アップ・ビートの曲もいいけれど、たまには落ち着きたいならこのアルバムはオススメ。このジャケットのような、どこかの海岸を歩いている気分になれるかも。

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