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2014年2月23日 (日)

Lisa Stansfield 「Seven」(2014)

リサ・スタンスフィールドといえば、最大のヒット曲「All Around the World」(1989)が印象的で、その後も聴き続けている訳ではないけれど、彼女のようなUK出身の「ブルーアイド・ソウル」のシンガーがなぜか好みである。90年代のディスコブームでは、日本でもかなり人気があって、それ以降、女優もしていたようだが、作品もしばらく出てなかったのでニュースも伝わってこなかった。

忘れた頃に久しぶりにこの嬉しい新作。アルバムとしては、前作「The Moment」(2004)以来、およそ10年振り、オリジナル作品としては7枚目の新作で、タイトルも「Seven」。

先行シングルで出ていたM1「Can’t Dance」は、90年代を思わせるちょっとレトロなディスコ調チューン。ピッキング・ギターや、タイトなドラムス、ブラス・セクションのサウンドが、どこかマイケル・ジャクソンを思わせてかっこいい。そのはず、この曲のドラムスは、マイケルの作品で叩いていたジョン・ロビンソン(!)。

M7「The Rain」や、M8「Conversation」はストリングスが入る劇場型の曲だが、スタンスフィールドの唄い方は、ちょっとオーバー・パワーで聞き苦しい。この人は、やっぱりR&Bビートのダンスチューンが似合う。M9「Carry On」は、ストリングが入った、ちょっとモータウンっぽい、ヒット性のキャッチーな曲で、スタンスフィールドの「復活」にふさわしいガツンとくる作品。M10「Love Can」も、アシッドなテイストのメロディーと、ストリングの組み合わせがクールなアレンジで、力を抜いたスタンスフィールドの歌がアルバム中一番ファンキーな曲。

プロデュースは、スタンスフィールドの夫のイアン・デヴェニーで、曲もほとんどをスタンスフィールドと共作。パワフルなストリングスを取り入れながら、ソウルでファンキーなサウンドは豪華だし、久しぶりのスタンスフィールドの歌もブランクを感じない。今の歌姫アデルの成功に刺激されたのかな、アデルの生まれた年(1988)のすぐ次の年に、スタンスフィールドがデビューアルバム「Affection」をリリースしているわけで、比べたら失礼だね。

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