Nate Harasim 「#Shadesofnate」(2015)
キーボード奏者ネイト・ハラシムの新作。ソロ作品は、「Next In Line」(2007)、「Love’s Taken Over」(2008)、「Rush」(2011)に次ぐ4枚目。ソロの作品としては、4年振りだけれど、近年はプロデューサーとしての「仕事」が際立っている。エリザベス・ミス「Breakaway」、ヴァンデル・アンドリューの「Turn It Up」や、グレッグ・チェンバース「Can’t Help Myself」、リン・ラウントリー「Serendipitous」など、いずれも若いアーティストの才能を引き出した手腕は、今やスムーズ・ジャズ界の最も才能溢れるプロデューサーのひとり。このハラシムこそ、オリ・シルク、ニコラス・コール、ジョナサン・フィッツエンといった若きアーティストと並んで、今の、これからのスムーズ・ジャズ・ミュージックの牽引者だ。
さて、この新作、15曲の作品を並べた、スムーズ・ジャズの枠にはまらないハラシム・サウンドの、パワー全開の力作。
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