« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »

2015年6月の3件の記事

2015年6月21日 (日)

Cecil Ramirez 「Party In The Back」(2015)

セシル・ラミレスは、西海岸で活躍するキーボード奏者。過去のソロ・アルバムは「Talk To The Hand」(2008)、一作だけの寡作の人で、これが7年振りの新作。ラミレス自身が、80年代に繰り返したカジノ・ギグに回帰したという、懐かしいバイブレーションの作品。R&Bのリズムに乗って、ラミレスのアタックのあるアコースティック・ピアノがファンキーに躍動する素晴らしい演奏。

ブライアン・カルバートソンフィル・デニーマイケル・リントンダーレン・ラーン、新人ギタリストのアダム・ハウリー(ブライン・カルバートソんの「Live」ツアーに参加していた)、と豪華ゲストにも注目。3曲のカバー曲と、オリジナル7曲の構成で、特にカバー演奏がいい。

続きを読む "Cecil Ramirez 「Party In The Back」(2015)"

| |

2015年6月20日 (土)

Shaun Escoffery 「In the Red Room」(2014)

今年のグラミー賞で最優秀新人賞他3部門を受賞した話題のシンガーといえば、サム・スミス。新人ながら、楽曲といい、歌唱力といい、評価に値する素晴らしいアーティスト。サム・スミスもいいけれど、一方で、あまり、日本のメディアでは、取り上げられないアーティスト、同じ英国のシンガー、ショウン・エスコフェリーを紹介したい。

ファルセットを多用した歌い方に共通点はあるけれど、ショウンはキャリア豊富な、骨太のソウル・シンガー。マーヴィン・ゲイを彷彿する、伝統的なソウル・シンガーの継承者。彼の、7年振りの新作「In the Red Room」は、ノリのいいダンス・ミュージックにあらず、チャートを賑わすポップス路線でもないけれど、メッセージと歌のパワーが振動する素晴らしい作品。

続きを読む "Shaun Escoffery 「In the Red Room」(2014)"

| |

2015年6月 7日 (日)

Jessy J 「My One And Only One」(2015)

ジェシーJの新作は、久しぶりに、ほとんどの曲でポール・ブラウンが関わった作品。前作「Second Chances」では、初めてポール・ブラウンが関わらない作品だったけれど、それはそれで、いい作品だったと思う。特に、ジョニー・ブリットが参加した曲が印象的で、その方向性に期待感が高まった。それで、この新作は、やっぱりポール・ブラウンか、という気はするけれど、ポールの手堅い料理で秀作になっている。

先行シングルのM4「The Tango Boy」は、ジェシーとポール・ブラウンの合作曲で、タンゴ・ムードのホーン・セクションがパワフルで印象的な曲。この曲がハイライトで、その他ラテン・ムードの佳曲が並ぶ。M5「Paraiso Magico」は、スローテンポのサルサで、ジェシーのフルート演奏に注目。M6「Back to the Basics」は、マイナーなサンバだし。M8「Siempre」は、ボサノバ・ムードのオリジナル曲。定番のジェシーのボーカルが聴ける。この曲も、フルート演奏。M9「Cuba」は、ビート感のあるラテン・チューンで、ジェシーのパワフルなテナーが魅力的。

続きを読む "Jessy J 「My One And Only One」(2015)"

| |

« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »