Tim Watson 「Up & At'Em」(2015)
シカゴ出身のキーボード奏者ティム・ワトソン。スムーズジャズ・ファンなら押さえておきたいアーティストの一人。過去作品は、「The Tim Watson Project」(2002)、「Sunday Afternoon」(2007)、「A Smooth Christmas, Vol.1」(2007)の3枚で、これが新作。
彼のピアノは、ソフトなタッチのメロウなフレージングが魅力。ゆったりした、レイドバック気味のアコピの「ノリ」が、何とも心地いい。この新作は、楽曲も佳曲揃いで、ブラコンなムードのサウンドと、ソフィスティケートなワトソンのピアノを味わえる好盤。
M1「Up & At’Em」は、この曲でワトソンのピアノのスタイルが分かる1曲。フィル・デニーのサックスも爽快な、スムーズジャズ・チューン。M2「Sumthin’ Sumthin’ Mellow Smooth」は、題名通りにメロウなコーラスに乗せて、アタックのあるベースや、サックスに、レイドバック気味のピアノが絡むブラコン・チューン。
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