Jarez 「In Too Deep」(2016)
ジャレスの近作は、「To the Top」(2008)、「On Top of the World」(2013)、とタイトルに「Top」が続いて、この新作には「Deep」と名付けられたところに、何か思い入れの違いがあるのかな。
ジャレスといえば、クーリオとの共演を引き合いに出されるように、ヒップホップな曲想や、前作「Sexy Saxy」での官能的なバラードが、特徴と言える。この新作は、そう言ったムードは薄れて、比較的に明るい曲想が並んでいて、好感度が持てる作品。
M1「Sounds Good to Me」は、ハイライトなポップ曲で、ジャレスのイメージらしく無い、と言ったら怒られるかな、健康的で優等生的な、ビート・チューン。M3「A New Day」も、ミディアム・バラードだけれど、キャッチーで明るい曲想。この当たりが新機軸。
M4「All I Need」も、伸びやかなサックスの音色が爽快。M5「Can’t Get Enough」でも、ジェントルなサックスと、ピアノやギターのアンサンブルに、上品さが伝わって、これもジャレスの従来路線との違いを感じる曲。M2「In Too Deep」は、ヒップなメロディーに、チルアウト・ムードな曲。これは、ジャレスの定番かな。
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