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2016年11月の3件の記事

2016年11月27日 (日)

Brian Simpson 「Persuasion」(2016)

流麗なピアノフレーズはいつも通りの、ブライアン・シンプソンの新作。

注目は、ギター奏者スティーヴ・オリバーとの共演で、4曲を共作、共演している。オリバーは、ギターではなく、シンセによるプログラミング演奏。M1「Persuasion」と、M2「Wonderland」は、その二人による作品で、このアルバムのハイライト曲。「Persuasion」は、ボニー・ジェイムスのサックスが参加してのファンキー・チューン。「Wonderland」も、都会的で洗練されたビートに、シンプソンの流れるようなフレーズがクール。

M5「Need You Now」は、オリバーのシンセ打ち込みの音を背景にした曲で、ひたすらチルアウトなシンプソンのピアノが美しい。

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2016年11月19日 (土)

Roman Street 「Bohemia」(2016)

「ローマン・ストリート」は、ノアとジョシュ・トンプソンの兄弟によるギター・デュオ。2009年のデビュー以来、フル・アルバムを3枚、クリスマス企画アルバム1枚をリリースしている。彼らのスタイルは、フラメンコ、ルンバ、など伝統的なラテン系からジプシー・スウィングなどのラテン・ジャズを、ギター・デュエットで奏でる。この新作でも、そのスタイルを踏襲した曲が並んでいる。

M4「Bohemia」は、バイオリンが絡むマイナーでクラシカルと言っていいフラメンコ。M5「Island Time」は、ジプシー・キングスを彷彿とする、コーラス絡みのリズミカルなルンバ。M8「Minor Swing」は、ジャンゴ・ラインハルトの名曲カバー。スピードアップして行くアンサンブルが聴きどころ。M9「Besame Mucho」もご存知の名曲カバー。

そういった伝統的な曲の中で、光っているのが、M6「Mr.Morris」で、サックス奏者ヴィンセント・インガラがゲスト参加した曲。コンテンポラリーなメロディーは、ラテン系の曲群とは違って都会的なムードで、この新作での新境地と言っていい演奏。

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2016年11月 6日 (日)

Euge Groove 「Still Euge」(2016)

ユージ・グルーヴの近年作品では、「House of Groove」(2012)にしても、「Got 2 Be Groovin’」(2014)でも、ダンサブルなビート・チューンが魅力的だった。この新作は、そういったビート・チューンはほとんど無くて、ミディアムやスロウ・テンポの曲が並んだ、落ち着いたムードが全体像を占める作品。

ソプラノ・サックスは3曲、M1「Twelfth Night」、M3「Coffee and a Kiss」、M8「Push It Forward」。やっぱり、この人のソプラノは極上で、リリカルな音色にうっとりしてしまう。「Twelfth Night」は、イントロからして、グルーヴ節を感じるベスト・チューン。

テナーを吹く曲では、M9「Love, Passion and Joy」の明るいテーマ・メロディーのバラードが素晴らしい。静かなブラス・セクションのバックに歌い上げるような、グルーヴのテナーがドラマチック。ギター奏者ピーター・ホワイトが参加したM4「Another Perfect Moment」は、スウィート・ソウルなバラード。トーチ・ソング風のメロディーと、テナーの艶っぽいフレージングと、絡むホワイトのギーターが、なんとも切ないムードの曲。

ボーカル曲は2曲。M5「Much Love」は、ソウル歌手ラザン・パターソンが歌う、シブいソウル・チューン。M10「Flower」は、ジャズ/ソウル歌手のオリータ・アダムスが歌う曲。どこか、バカラック曲を歌うディオンヌ・ワーウィックを想わせるアダルトな佳曲。

個人的には、グルーヴならグルーヴィーなビート曲が好みだけれど、艶っぽい音色が堪能できるこの作品も、聴くたびに魅力を増す佳作。ファンならフェバリット・ディスク当確でしょう。

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