Euge Groove 「Groove On」(2017)
M1「Sonnet XI」は、ソプラノを吹いているアルバム中2曲のうちの1曲。リリカルで、明るい音色がこの人のソプラノの魅力。M2「Groove On」は、彼らしいダンス・ビートのハイライト・チューン。メランコリーなメロディを、伸びやかなテナーの歌い上げにグッと来ます。
M4「The Healing」は、タイトル通りの、癒されるスロウ・バラード。ボーカルのようで、それ以上の、テナーの音色に癒されます。M7「Last Call」は、ブルースだけれど、そこは彼らしい洗練されたメロディーがフックの都会的なブルース。ハモンドオルガン(B3)が入るサウンドが印象的。ほとんどの曲で、このハモンドオルガンが入るのも、今作の特徴だろう。「Groove On」のイントロやバックサンドでもハモンドオルガンが使われていて、どこか「ロック」なサウンドが懐かしく効果的だ。
M9「Always Love You」は、リンゼイ・ウェブスターがボーカルの歌モノ。クレジットは、グルーヴとウェブスターの共作の、メロディアスなバラード。ウェブスターのオーバーダビングのコーラスが印象的な、上質なポップ・バラード。グルーヴの歌伴も、もちろん最高です。
今年の締めくくりの、イチ押しの作品です。
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