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2020年1月28日 (火)

Brian Simpson & Steve Oliver 「Unified」(2020)

ブライアン・シンプソンとスティーヴ・オリヴァーのコラボレーション作品。二人の名義を冠した作品としては初めてですが、シンプソンの作品では共演を重ねてきた間柄。

Persuasion』(2016)では4曲。続く『Something About You』(2018)は、10曲中6曲で共作・共演。そして本作に至るという経緯です。シンプソンは、過去作品で多くのアーティストとコラボしていますが、その中でもオリバーとの「化学反応」がフル・アルバムを作るほどに相性が合ったということでしょう。

全11の楽曲は全て二人の共作とクレジットされています。ゲストは、リック・ブラウンが1曲(「Fired Up」)に参加していますが、ほとんどのトラックは2人を、アレックス・アル(ベース)、エリック・バレンタイン(ドラムス)、ラモーン・イスラス(パーカッション)のリズムセクションが支えています。

アルバムを通して、ミッドテンポのゆったりとしたチルアウトな曲が並び、サウンドもクールダウンしたムードに貫かれています。今までの共演曲と異なり、全曲でオリバーがギター演奏を披露。ドリーミーなオリヴァーのギターと、リリカルなシンプソンのアコースティック・ピアノが、どちらかに偏らず、交互に聴かせどころを披露しています。

「Unified」は、比較的にリズミカルな曲で、スウィングするエレキピアノに引き込まれます。「The Road Never Ends」は、ギターとピアノが交わす卓越したフレージングが堪能できる曲。

「Fired Up」では、リック・ブラウンがミュート・トランペットで客演。コーラスが入るオリヴァー路線の曲です。「Cafe Du Monde」は、クールなムードを崩さずにキャッチーなリフが印象的な好曲。最後の曲、「And Then You Loved Me」は二人だけで演奏する小品で、明るい曲調を、ゆったりと奏でる美しい曲。

二人ならではの、クールなグルーブが際立つ秀作。

 

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