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2021年2月の2件の記事

2021年2月21日 (日)

あのポップス名曲のサックスは誰だ?(Part 5)

1. カラパナ:「(For You)I'd chase a rainbow」(1976)

日本でも人気が高かったハワイのバンド、<カラパナ>のセカンド・アルバム収録曲です。

サックス演奏は、マイケル・パウロ(Michael Paulo)。イントロと間奏のドリーミーなフレージングが爽やかな珠玉のバラード曲です。

パウロは、セカンド・アルバムから<カラパナ>に参加したメンバーです。同じアルバムに収録されたインスト曲「Black Sand」は、パウロのエネルギッシュな吹奏が聴ける代表曲。加速してゆくスピード感のピークで登場するパウロのサックスのかっこよさは絶品です。

パウロは1979年ごろに正式メンバーを外れたようですが、2000年代の再結成にも合流しました。再結成後のスタジオ・アルバム『Blue Album』(2002)にも参加しています。最新のソロ・アルバムは、『Beautiful Day』(2018)です。

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2021年2月16日 (火)

Vibes Alive 「Vibrasonic」(2020)

<ヴァイブス・アライヴ>は、ヴィブラフォン奏者ダーク・リクターとギター奏者ランダル・クリスマンによるコンテンポラリージャズ・ユニットです。

クリスマンは、カリフォルニアで活躍する作曲家/ギタリストで、主にTVやコマーシャル、映像作品に関わっているようです。リクターもカリフォルニア州パサデナ出身のヴィヴラフォン奏者で、主に地元での演奏活動と、映像作品の音楽制作でクリスマンと共演する間柄のようです。

その2人が組んだユニットは過去に、『Vibes Alive』(1997)『After Hours』(2008)と2枚のアルバムをリリースしていて、この新作が3枚目となります。収められた全10曲は、2人の共作によるオリジナル楽曲です。

リズム・セクションは、ジミー・ジョンソン(ベース)、ルイス・コンテ(パーカッション)、ヴィニー・カウリタ(ドラムス)が固めています。3人は名うてのセッション・マンとして、ジャズやポップス、ロックに至る数多くのスター・ミュージシャンと共演しています。その3人が繰り出すタイトなリズムが全曲を貫いているところも聴きどころです。

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