Jeff Ryan 「Duality」(2021)
サックス奏者ジェフ・ライアンは、「Embrace」(2018)でデビューしたスムーズジャズ界の新鋭アーティストです。デビュー作は、グレッグ・マニング(キーボード)が楽曲共作とプロデュースでサポートした作品でした。
ライアンの祖父は音楽教師、父親はクラシック・ピアニスト、母親はオルガンを演奏するという音楽一家に育ちました。10歳でサックスを始めて、学生時代にはジャズ・アンサンブルで演奏活動を始めています。バークリー音楽大学などで学んだ後、サンフランシスコのベイエリアを中心にサイドマンとして活動します。近年は、ニルス、ポール・ブラウン、アダム・ホーリーなどのアルバムのゲスト参加での活躍が目立ちます。
テナー奏者ですが、のびやかでメロウな音色が持ち味です。ポップでキャッチーなオリジナル楽曲も魅了で、コンテンポラリーなアレンジに、R&Bやファンクの要素をブレンドした洗練されたサウンドです。