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2021年4月18日 (日)

Julian Vaughn 「Chapters of Love」(2021)

ベース奏者ジュリアン・ヴォーンの新作は、”ラヴ”をテーマにオリジナル曲を中心にした5作目となるアルバムです。

11曲中1曲だけはカバー曲の「Someone To Love」で、R&Bシンガー、ジョンBのヒット曲(1995年)。R&Bシンガー/ソングライターのベビーフェイスのオリジナル曲で、バラードの名曲。80年代のブラック・コンテンポラリーを彷彿とさせて、このアルバムの曲とサウンドはアーバンでメローなR&Bムードにあふれています。

参加ミュージシャンは、ドナルド・ハイズ(サックス)、エラン・トロットマン(サックス)、マーカス・アンダーソン(サックス)、リン・ラウントゥリー(トランペット)、ニコラス・コール(ピアノ)、ルー・レイン(キーボード)、アダム・ホーリー(ギター)などが固めています。

「Sway」は、キャッチーなハイライト曲。サックスはドナルド・ハイズ。ヴォーンとハイズの掛け合いがクールで、アーバンなムードを盛り立てる佳曲です。ハイズのサックスは、今作の4曲でフィーチャーされています。「Waiting For You」のスロー・バラードでも、ハイズとヴォーンがユニゾンで奏でる官能的なメロディ・ラインに惹きつけられます。

「Loving You」は、ミディアムなテンポのゴージャスな曲。サックスはマーカス・アンダーソン。「Her Peace」は、ニコラス・コールのアコースティック・ピアノが印象的な、ロマンティックなバラード。「Romance The Rain」は、トロットマンのサックスが洗練された空気感を漂わせる曲。ヴォーンとの掛け合いも、ムードを優先した両者のフレージングが味わい深い。

流れるようなヴォーンのベースは、チョッパーのようなエネルギッシュなプレイは聴かせないけれど、終始クールに響きわたる。アルバムの統一感が重視された、上質なスムーズR&Bの作品です。

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