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2021年6月13日 (日)

Marion Meadows 「Twice As Nice」(2021)

マリオン・メドウズの新作は、クリスマス・アルバムをはさんで「Soul City」(2018)からは4年ぶりのオリジナル・アルバムです。「Soul City」は大半がボーカル曲の作品だったので、インストゥルメンタル中心としては「Soul Traveller」(2015)以来の作品となります。

プロデュースを、ポール・ブラウン(5曲)、クリス・デイヴィス(4曲)、ジェフ・ローバー(1曲)が手がけています。フィーチャー・ゲストに、スティーヴ・オリバー(ギター)、ゴスペル/ワーシップ系シンガーのドネリー・スモールウッド(ボーカル)らが参加しています。

ポール・ブラウンが、メドウズのアルバムをプロデュース/共演するのは初めてのようです。スムーズジャズ界の看板のようなふたりが、初めてのコラボとは意外です。ブラウンらしい都会的でメロウなサウンドに、メドウズのサックスが違和感なく溶けこんで、洗練された音像の上質感は素晴らしい。

「On The Uptown」は、メドウズのテナー・サックスを主役にした曲。テナーを吹いてもハートフルなフレージングはストレスを感じさせず、アーバンなムードがグッとくる佳曲です。「I Can't Make You Love Me」は、ボニー・レイットのヒット曲のカバー演奏。染みるようなソプラノが美しいバラードの好演です。

「Twice As Nice」は、メドウズ自身が奏でるソプラノとテナーのセルフ・デュエットがユニークな演奏。プロデュース/楽曲共作はクリス・デイヴィス。ちなみに、今回の作品ではソプラノとテナーをオーバーダビングしている曲が目立ちます。「The Thrill of Rain」(デイヴィスのプロデュース/共作曲)もそんな1曲。ソプラノとテナーが交差する音の軌跡に引き込まれます。

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コメント

マリオン・メドウズ雰囲気変わりました??(見た目が)
彼のSAXの音色が好きなのですが、ポール・ブラウンのプロデュースというのも興味深い組み合わせですね。

投稿: sugi | 2021年6月13日 (日) 18時12分

そうですね。ジャケットのファッションが独特ですが、さすがメドウズ、音楽の方は充実しています。

投稿: UGASAI | 2021年6月14日 (月) 08時52分

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