« 第64回(2022)グラミー賞「ベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム」ノミネート作品 ② | トップページ | Dan Siegel 「Faraway Place」(2021) »

2021年12月30日 (木)

2021年のベスト3+1

今年紹介した作品の中から選んだ、個人的なベスト作品です。

 

 

  1. Dave Koz and Cory Wong 『The Golden Hour
  2. Tony Saunders 『All About Love
  3. JJ Sansaverino 『Cocktails & Jazz

次点 Gary Honor 『Momentum

 

世界のコロナ流行がおさまらない状況でも、多くのアーティストがリモートやワンマン演奏を駆使して作品を制作しました。

デイヴ・コーズとコリー・ウォンのコラボ作品は、貴重といえるスタジオ・ライブの熱量が沸く傑作。ウォンが指揮するサウンド・プロダクションと、コーズの弾けるサックスが有機的に共鳴した名演奏です。

いまやスムーズジャズのベース奏者は多士済々の趣きですが、トニー・サンダースはベース演奏はもとよりサウンド・プロデュースの才能に注目したいアーティストです。本作は、フロント楽器としてのベース演奏が躍動して、サウンド全体のグルーヴが発揮された充実作です。

JJサンサヴェリーノの作品は、緻密な編曲とトップ級のミュージシャンを集めて制作した才能の集積といえる作品です。バー・カクテルのコレクションをテーマにしたコンセプトも秀逸です。

ゲリー・オーナーの久しぶりの作品はリモートで制作されたようですが、グルーヴのドライブ感がリアルに迫る力作です。オーナーのパワフルなサックス演奏はテンションが上がります。

 

記事を書きそびれてしまいましたが、下記は印象に残った良質な作品です。

  • Les Sabler 『Tranquility』
  • Larry Carlton & Paul Brown 『Soul Searchin’』
  • Jeff Lorber Fusion 『Space-Time』
  • Pieces of A Dream 『Fired Up !』

カナダ出身のギター奏者レス・サブラーの作品は、ポール・ブラウンのプロデュースによる秀作です。ソリッドなギブソンの音色が魅力の、オーセンティックでアーバンな作品です。

そのブラウンがギター奏者としてラリー・カールトンとコラボを組んだ作品は、ブルースを共通項にインタープレイを繰りひろげます。タイトル曲は、艶っぽいフレージングが味わい深いベスト曲。

ジェフ・ローバー・フュージョンの新作は、いつものエッジが少し和らいだ印象が残ります。ローバーが、ほぼ全曲でアコースティック・ピアノを弾いているからでしょうか。

ピーセス・オブ・ア・ドリームの新作は、ドラム奏者カーティス・ハーモンの活躍(作編曲&プロデュース)が光っています。ハーモン作の「In Too Deep」は、ひねりを効かせたアレンジが耳を引きつけるファンキーなベスト曲です。

 

今年も読んでいただきありがとうございました。

良い新年をお迎え下さい!

| |

« 第64回(2022)グラミー賞「ベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム」ノミネート作品 ② | トップページ | Dan Siegel 「Faraway Place」(2021) »

コメント

Yama chanです。コメントさせてください。(お邪魔じゃないですか?)
小生の今年、お気に入りのアルバム5選です。
1. CORY WONG 『The Paisley Park Session』
2. TONY SAUNDERS 『All About Love』
3. JEFF LOBER FUSION 『SPACE TIME』
4. GARY HONOR 『Momentum』
5. BRIAN SIMPSON 『All That Matters』
次点. U NAM 『Love in Motion (Futer Love Part 3)』
コリー・ウォンは、あえてプリンスの聖地である Paisley Parkの作品をベストとしました。ギター、ベース、ドラム、パーカッション、ピアノ、そして6人のブラスセクションで、聴きごたえ十分です。彼を聴くならこっちです。(もちろんDave Kozとのコラボはすばらしいですね。)
昨年は、Four80East 「Straight Round」がダントツでお気に入り。今年は、コリー・ウォンでした。
Les Sabler(好きです)の『Tranquility』は、アンテナから漏れていました。チェックします。
本年も、各種アルバムの紹介をありがとうございました。
来年も、もっともっと紹介してください。よろしくお願いします。
Yama cyan.

投稿: Yama chan | 2021年12月30日 (木) 16時20分

Yama chan さん、コメント大歓迎です!
お気に入りのアルバム紹介、ありがとうございます。興味深いセレクションですね。
コリー・ウォンの推薦盤は未聴でしたので聴いてみたいと思います。
ウォンといえば、YouTubeのビデオ配信チャンネルをちょっと見ましたがとても面白いです。音楽だけでなくコメディの才能もあるとは、ただものではないアーティストですね。
さて、来年も読んでいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

投稿: UGASAI | 2021年12月30日 (木) 18時02分

Yama chanです。コメントさせてください。
Les Sablerさんの 『Tranquility』ですが、またまた 気に入ってしまいました。
スムーズジャズとは言え、あまたのアーティストがいらっしゃいます。小生と波長の合っている方が、じゃんじゃんリリースしてほしいですね。
Les Sablerさんはcrescent shores 2010 の時にCDが手に入らずに結構苦労しました。今回も、良いですね。聴き惚れます。こういったアルバムを紹介してくださる、貴殿のブログ、大好きです。
波長が合うと言うか、グルーブですか…、合いますね~…。60を越えたのでドラムを習おうかと思ってます。Yama chan

投稿: Yama chan | 2022年1月16日 (日) 22時31分

Yama chanさん、いつもコメントありがとうございます!
「Tranquility」は、配信で聴いて気に入ったのですが、CDが入手できなかったのです(涙)Les Sablerは、過去CDもなかなか入手困難ですね。新作が出たら今度こそCDを手に入れたいアーティストです。

投稿: UGASAI | 2022年1月17日 (月) 21時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 第64回(2022)グラミー賞「ベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム」ノミネート作品 ② | トップページ | Dan Siegel 「Faraway Place」(2021) »