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2022年1月の3件の記事

2022年1月29日 (土)

Will Ackerman, Jeff Oster, Tom Eaton 「Brothers」(2021)

本作は、今年のグラミー賞ニューエイジ部門のベスト・アルバム賞ノミネート作品に選ばれました。

ニューエイジ・ミュージックの分野で活躍する3人、ウィル・アッカーマン(アコースティック・ギター)ジェフ・オースター(フリューゲルホルン/トランペット)トム・イートン(ピアノ/キーボード/パーカッション他)によるコラボ・アルバムです。

ウィル・アッカーマンはウィンダム・ヒル・レコードの創始者であり、1980年代にブームを起こしたニューエイジ・ミュージックの立役者です。70歳を超えた今でも現役で活動しています。

ジェフ・オースターは、アッカーマンのプロデュースで2004年に初めてのソロ・フル・アルバム『Released』をリリース。以降ソロ名義で5作品を発表しています。

トム・イートンは、ピアノ/キーボードやギター/ベース/パーカッション等も演奏するマルチ・プレイヤーであり、プロデュースやミキシング/マスタリングも手がけます。2016年からアンビエントなソロ作品を多数発表しています。アッカーマンとオースターの作品では、演奏やマスタリングで関わっています。

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2022年1月16日 (日)

訃報:Nick Colionne 「Finger Painting」(2020)

シカゴ出身のギター奏者ニック・コリオーネが、1月1日に死去したそうです。

米国の報道(電子版USA Todayなど)によれば、12月31日イリノイ州エルジン市の病院に緊急入院して元旦の早朝に永眠したとのことです。享年は公表されていませんが、55歳前後と思われます。

コリオーネは 『It's My Turn 』 (1994)でデビュー、マイナー・レーベルなどから複数の作品を発表しました。初等学校の音楽教師を15年勤めた経歴もあり、教師のかたわら音楽活動をしていたようです。

2011年に大手のトリピン・リズム・レコードに所属すると、 『Feel The Heat』 から 『Finger Painting』 (2020)まで5作品を発表しました。(過去記事『Influences』

今春には新作 『Just Like That』 がリリース予定でしたが、発表を前に帰らぬ人になりました。

ウェス・モンゴメリーやジョージ・ベンソンの影響を受けたスタイルで、セミアコでクールにスケール・フレージングを弾きこなすオーセンティックなプレイヤーです。

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2022年1月 9日 (日)

Dan Siegel 「Faraway Place」(2021)

ピアノ/キーボード奏者ダン・シーゲルの新作は、1980年のデビュー作から数えて22作目のアルバムです。コロナ禍のレコーディングとして例にもれず、リモートを活用して制作されたようです。タイトルの「離れた場所」とは、そんな状況を印したのでしょうか。

40年のキャリアでも異例とはいえ、多彩な曲と秀逸な演奏が並んだ充実した作品です。

参加したミュージシャンは、ブライアン・ブロムバーグ(ベース)ヴィニー・カウリタ(ドラムス)アレン・ハインズ(ギター)レニー・カストロ(パーカッション)エリック・マリエンサル(サックス)スティーヴ・ガッド(ドラムス)ら、過去作品でもお馴染みの顔ぶれです。

全11曲はシーゲルのオリジナル曲ですが、練ったアイデアを細部に盛り込んだ曲想や編曲が新鮮です。

ホーン・セクションでビートを際立たせた曲。ストレート・ジャズのアンサンブルによる演奏。そしてユニークなのは、ストリングスやコーラスを従えてクラシック音楽をモチーフにした曲です。

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