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2024年2月17日 (土)

Jayson Tipp 「Table For One」(2023)

1992年に結成されたアンダー・ザ・レイク(UTL)は、長期のブランクやメンバー変更をへて現役で活動する5人組ユニットです。ラフでソリッドな音が魅力で、スリル感をともなうエネルギッシュなアンサンブルです。

近年作品の『Your Horizon Too』(2020)や『Old Friends, New Groove』(2021)は、その持ち味に磨きをかけた秀作です。

今回、オリジナル・メンバーであり中心人物のキーボード奏者ジェイソン・ティップが、キャリア初のソロ・アルバムをリリースしました。

UTLではサックスとギターがフロントをになう演奏曲が多く、リーダー的存在とはいえティップは主にエレピやオルガンでサイドを固めている印象でした。本作ではほぼ全曲アコースティック・ピアノを披露して、今までの印象をいい意味でくつがえしています。

ティップの自作(共作も)によるどの楽曲も明るく、ポップな味つけもあり好感度がグッと上がる会新作になりました。

参加陣は、バンド・メイトのネーサン・ブラウン(ベース)、クワンタン・ジェラルド・W(サックス)、リチャード・セラース(ドラムス)に加えて、グレッグ・ベイル(サックス)フレディ・フォックス(ギター)イリヤ・セロヴ(トランペット)ダーレン・ラーン(サックス)アダム・ホーリー(ギター)など多彩な顔ぶれ。「7th & Main」の優雅なピアノと、テナー・サックス(ゲイル)が盛りあげるアーバンなムードにうっとりします。

「Table For One」はチャーミングなピアノが印象的な好演。「Groove Together」はダーレン・ラーン(サックス)との共作で、ソフトにドライヴするグルーヴがいい感じです。

硬派な ULTに比して、対極的にスムーズなアプローチで心地よさにあふれた作品です。

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