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2024年2月 3日 (土)

Steve Oliver 「A New Light」(2023)

ギター奏者スティーヴ・オリヴァーの新作は、ほぼ全曲でキーボード奏者マイケル・ブローニングがサポートした作品です。過去にも『Radiant』(2006)がブローニングの全面的参加による作品でしたから、17年ぶりとなるふたりのコラボが注目です。

「Skyway」や「Sunkiss」はふたりだけで作り上げたトラックで、オリヴァーらしい晴れやかなメロディを爽快なサウンドで表現した佳曲。

「A New Light」は、こちらもデビュー作から共演しているサックス奏者ジェフ・カシワが客演した曲。シンセを背景にアコピやギターの複数のフレージングを交差させて耽美な景色を描いた曲です。

「New Heights」は、ラリー・アントニオ(ベース)とヴィニー・カウリタ(ドラム)の強力なリズム隊が引きしめるサウンド。オリヴァーの幻想的でスピード感のある技巧パッセージが光る好演です。

「Slingshot」はブローニングは参加していませんが、トレードマークであるオリヴァーのコーラスが際立つキャッチーでポップなハイライト曲。

いつも通りの路線は安心感が満ちて、オリヴァーのギターが繰りひろげる美的サウンドにはやっぱり引き込まれてしまいます。

ところで、オリヴァーの作品はデビュー作『First View』(1999)から今回の新作で通算13を数えます。ホリデイ・アルバムにライヴやベスト盤にボーカル作品、ブライアン・シンプソンとの共作といった企画的なアルバムを除くと、単独名義のオリジナル・アルバムは8作品。今回の最新作は別にして、独断でベスト3を選ぶと下記の3作品でしょうか。

① 『Illuminate』(2018)
② 『World Citizen』(2012)
③ 『Positive Energy』(2002)

今回の新作もじっくり聴き込むにつれ愛着が深まり、ベストな1枚になりそうです。

 

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