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2024年4月の2件の記事

2024年4月29日 (月)

De-Phazz 「Pit Sounds」(2024)

デ・ファズはドイツで活躍するユニットで、音楽スタイルはラウンジやダウンテンポ系と形容されますが、それにとどまらないクロスオーバーな実力派バンドです。

中心人物でプロデューサーのピット・バウムガルトナー(Pit Baumgartner)が1997年にデビュー作『De-tunized Gravity』をリリースして活動を開始しました。それ以来20作以上のアルバムを発表して息の長い活動を続けています。

初期の作品はエレクトロ・サウンドが中心でしたが、次第にオーガニックなアンサンブルやボーカルを加えてラテンやレゲエ、ソウルやR&B、スイングやアシッドなジャズなど多彩な要素を消化したユニークな作品を発表しています。

作品によって異なるメンバーが起用されていますが、男性歌手カール・フリーソン(Karl Frierson)と女性歌手パット・アプルトン(Pat Appleton)がメンバーとして紹介されている情報もあります。ストリングスやモダンジャズ・コンボと共演したり、アルバムによって独創的なテーマに取り組むコレクティブなプロジェクトのようです。

今回の新作は、タイトルをザ・ビーチ・ボーイズの名盤『Pet Sounds』をもじり、自身の名前をかかげたバウムガルトナーのソロ的なプロデュース作品集。サウンドやノイズのサンプリングから、ゲストによるサックスやフリューゲルフォン、ギターやバンジョーの演奏をコラージュ・ミックスで作りあげた自作(共作含む)の12曲からなるアルバムです。

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2024年4月14日 (日)

Chris Standring 「as we think」(2024)

ギター奏者クリス・スタンドリングの新作は、本人がCDのライナーに記しているとおり「アップビートで、ポジティブなスピンがかかった」自作の11曲からなる秀作です。「アップビート」といっても、ほどよい熱量のビートがつらぬかれて、スタンドリングのオーセンティックな演奏が洒脱なムードを充満させる充実作。

サウンドを固めるサポートは、信頼厚い常連のリズム・セクション、アンドレ・ベリー(ベース)、クリス・コールマン(ドラム)、ロドニー・リー(キーボード)。くわえて、こちらもデビュー時代からたびたび客演しているディノ・ソルド(テナーサックスとハーモニカ)が数曲で参加しています。

スタートの「Chocolate Shake」は、スタンドリングの代名詞といっていいトークボックスが活躍するファンキー・ナンバー。

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