Nils Wülker 「Continuum」(2022)
ドイツのトランペット奏者ニルス・ヴェルカーの新作は、ミュンヘン放送管弦楽団(Munich Radio Orchestra)との共演による作品です。主席客演指揮者パトリック・ハーン(Patrick Hahn)指揮による総勢60名のオーケストラと、リズム・セクションがパノラマをくり広げる名演集です。
オーケストラは自然界を彩るように響き、ヴェルカーの演奏(トランペット、フリューゲルフォン)は躍動する生命力を思わせます。
楽曲はヴェルカーのオリジナル楽曲10曲で、スウェーデン出身の音楽家ハンス・エーク(Hans Ek)が編曲を手がけています。 4曲は前作『GO』(2020)からの選曲、加えて新曲が6曲。新曲の2曲は、クレイグ・アームストロング(Craig Armstrong)との共作です。
スコットランド出身のアームストロングは、映画音楽からシンフォニーの作曲編曲や指揮にピアノ演奏など広範囲に活躍する音楽家です。ヴェルカーの過去作品でも共演しています。