Michael Broening 「Never Too Late」(2023)
本作は、プロデューサーとして活躍著しいマイケル・ブローニングの初ソロ・アルバムです。
ロサンゼルス出身のブローニングは、アリゾナ州フェニックス市郊外に自身のスタジオをかまえて活動する音楽家です。キーボード奏者であり作編曲家およびプロデューサーとして、キャリアは20年を超えます。
この人のクレジットは以前から多くの作品で目にしていたので、ただものではないなと注目していました。過去に紹介した作品では、シンディ・ブラッドリーの『The Little Things』(2019)やレブロンの『Undeniable』(2019)は、ほとんどブローニングの作曲/演奏/プロデュースによる秀作で、洗練された音楽性が記憶に焼きついています。
その2作に限らず、プロデューサーとしての仕事は、マリオン・メドウズを皮切りに、スティーヴ・オリバー、マイケル・リントン、ティム・ボウマン、リン・ラウントゥリー、アルティア・ルネ、ランディ・スコット、ゲリー・オーナーら他数々のアーティストを手がけています。