カテゴリー「ドラム・パーカション」の2件の記事

2023年8月27日 (日)

James 'PJ' Spraggins 「Stick It Out」(2023)

Stickitoutドラム奏者ジェームス・PJ・スプラギンズは、セッション・プレイヤーとして頻繁に多くのCDクレジットで見かけるアーティストです。

なかでも、ギター奏者エリック・エシックス・トリオのメンバーとして参加した『Move>Trio』(2015)や、常連のサポーターとして参加したフルート奏者キム・スコット作品(『Free To Be』や『Shine!』)での存在感は記憶に焼きついています。

ソロ作品は『The Light of Day』(2006)から3作をリリース、本作が最新フル・アルバムです。楽曲は自身の作曲作品を中心に、ドラムはもとよりピアノやシンセの演奏もこなして多彩な才能を発揮した作品です。

オリジナル楽曲はクワイエット・ストーム的でメロウなムードがただよう作風で、メロディメーカーの才能にも注目です。なによりテクニックを駆使したドラム・サウンドが、歌うようなリズムの臨場感に富んでいます。

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2015年3月26日 (木)

Bickley Rivera 「Breaking the Mold」(2015)

スティールパン(もしくはスティールドラム)は、トリニダード・トバゴ共和国の国民楽器。その音色を聴いただけで、カリヴ海に行ったような気分になる。民族楽器の枠を超えて、ジャズやポップスでもポピュラーな楽器で、アーティストも多い。

ポップスでは、ビーチボーイズの「Kokomo」(1988)はスティールパンが効果的な名曲の一曲だった。ジャズ界では、モダンジャズのスティールパン奏者ルディー・スミスという人や、フュージョン系ではアンディ・ナレルが有名プレイヤー。パーカション奏者のラルフ・マクドナルドも、トリニダード出身のドラマーであった父親からスティールパンを手ほどきを受けたのがキャリアの始まりという。そのラルフ・マクドナルドが曲作りに関わったグローヴァー・ワシントン・ジュニアの「Just the Two of Us」(1980)は、スティールパン演奏がフューチャーされた名曲。その曲でのスティールパン・プレイヤーはロバート・グリニッジという人で、ラルフ・マクドナルドのソロアルバム「Sound of a Drum」(1976)で、グローヴァーと一緒に客演していた人。

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