James 'PJ' Spraggins 「Stick It Out」(2023)
ドラム奏者ジェームス・PJ・スプラギンズは、セッション・プレイヤーとして頻繁に多くのCDクレジットで見かけるアーティストです。
なかでも、ギター奏者エリック・エシックス・トリオのメンバーとして参加した『Move>Trio』(2015)や、常連のサポーターとして参加したフルート奏者キム・スコット作品(『Free To Be』や『Shine!』)での存在感は記憶に焼きついています。
ソロ作品は『The Light of Day』(2006)から3作をリリース、本作が最新フル・アルバムです。楽曲は自身の作曲作品を中心に、ドラムはもとよりピアノやシンセの演奏もこなして多彩な才能を発揮した作品です。
オリジナル楽曲はクワイエット・ストーム的でメロウなムードがただよう作風で、メロディメーカーの才能にも注目です。なによりテクニックを駆使したドラム・サウンドが、歌うようなリズムの臨場感に富んでいます。
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