第68回(2026)グラミー賞「ベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム」ノミネート作品 ②
3. 『Shayan』 Charu Suri
南インド出身のピアノ奏者/作曲家チャル・スリは、インドの古典音楽ラーガとジャズを融合する個性的な音楽家です。新作のタイトルは、ヒンディー語で「休息」を意味するようです。
ハープやフルート、チェロにバイオリン、ウクレレにギターなどとのアコースティックなアンサンブルは、浄化効果がてきめんのヒーリング・ムードにつらぬかれています。
「Nightingale」は、スラック・ギター奏者ジム・”キモ”・ウエストとのデュオ演奏が美しい。安らぎに満ちた雨だれのようなピアノ奏法がユニーク。
ちなみに、今回「ベスト・グローバル・ミュージック・アリバム部門」の候補作に選ばれた『Sounds of Kumbha』は、インド伝統音楽の歌手/作曲家のシッドハンド・バティア(Siddhant Bhata)による作品ですが、ウエスト(プロデュース、ギター)とスリ(ピアノ)のふたりも制作に参加しています。
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ニューヨークを拠点に活動するアルカイは、チェロ奏者フィリップ・シーゴク(Philip Sheegog)とバイオリン奏者ジョナサン・ミロン(Jonathan Miron)によるインストゥルメンタル・デュオです。ふたりともジュリアード音楽院の出身で、クラシックを基本にコンテンポラリーな要素を取り込んだ映像的でドラマチックな演奏曲が特徴です。



ジャズ・ピアノ奏者ブラッド・メルドーの本作は、ジャズの範疇にはおさまらないユニークなソロ作品です。
ジェフ・コフィンは、25年越えのキャリアを誇るサックス奏者。バンジョーの名手ベラ・フレックや、ロックのデイヴ・マシューズ、スナーキー・パピーらと共演など、ジャンルを超えて活躍する演奏家です。
ランディ・ブレッカー(トランペット/フリューゲルホルン)とエリック・マリエンサル(サックス)の、初めてのコラボ作品。プロデュースはジョージ・ウィッティ (キーボード)で、作曲/共作からバック・サウンドまで手掛けて本作の要になっています。数曲に、ジョン・パティトゥッチ(ベース)とデイヴ・ウェックル (ドラム)が参加しています。
レイチェル・エックロスは、シンガー・ソング・ライターとしてクロス・ジャンルなソロ作品を発表しているアーティスト。ジャズにもアプローチしたのが近作『The Blackbird Sessions Vol.1』で、ご主人のベース奏者ティム・ルフェーヴル (Tim Lefebvre)とのデュオでジャズのスタンダードを歌っています。